最盛期にはパチンコホール大手の一角として知られた(株)ガイア(TSR企業コード:320363295、東京都中央区)。ガイアとグループ6社が10月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。隆盛を極めたガイアになにが起きていたのか。 この数年、様々な情報が錯そうし続けたガイアに東京商工リサーチ(TSR)が迫った。 ガイアの看板 ガイアは1984年に設立され、同年に千葉市内で第1号店をオープンした。その後、全国各地に出店し、2007年ごろには約200店まで拡大。2002年5月期に1,222億325万円だった売上高(単体)は、2006年5月期には5,853億542万円まで拡大した。ファンからは、パチンコホール御三家として「マルハン」「ダイナム」「ガイア」と呼ばれるまでになっていた。 しかし、短期間の急拡大には落とし穴も多い。不採算店舗のスクラップアンドビルドを余儀なくされ、ピークの2006年5