元共産党員の松竹伸幸さん。「実際に除名されるとまでは思わなかった」と話す=大阪府高槻市(鳥越瑞絵撮影) レーニン全集が並べられた自宅で差し出された名刺には「私は共産党員だ」という一文が書かれていた。差し出し主はジャーナリストの松竹伸幸さん(69)。昨年、日本共産党に党首公選制の導入を呼びかける著作を出版し、その後、党から除名処分になった。 党を相手に、除名処分は無効で、自分がまだ党員であることを認めさせるという裁判が東京地裁で係争中だ。冒頭の名刺はこの裁判のためにつくったものだという。6月20日の第1回口頭弁論で党側は訴えの棄却を求めたが、訴訟はまだ始まったばかり。「最高裁まで続くでしょうね」と遠くを見据える。 大学2年生だった昭和49年7月に入党して以降、一貫して党員だった。党本部での勤務歴もあり、政策委員会安保外交部長という要職を務めた経験もある。退職後は、出版社で編集の仕事に携わりな
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