「人命軽視は風評被害? 零戦の評価の分かれ目「防弾板」、その実際のところとは」 こういう記事を見かけましてね。 残念ながらその「負の象徴」としての零戦の風聞のなかには、事実に基づかない風評被害ともいえる虚構も少なくないようです。 そのなかでも「零戦は性能を重視したため、重い防弾板を排除した人命軽視の欠陥機である」という評価は最たるものでしょう。 https://trafficnews.jp/post/73053/ 関賢太郎氏は「零戦は性能を重視したため、重い防弾板を排除した人命軽視の欠陥機である」という評価を事実に基づかない風評被害だと主張しているわけですが、記事全体を読んでも、大した根拠も記載されてないんですよね。 強いて言えばこの部分。 確かに零戦は防弾板を搭載していませんでした。しかしこれはけっして性能を重視したためでも、人命軽視のためでもありません。ただ単に零戦の開発が始まった19