ロシア軍は4月、ウクライナの国土177平方kmを占領した。その代償として装備4800点近くを破壊され、人員およそ3万6600人を損耗した。ウクライナ軍参謀本部の発表をはじめ、主にウクライナの公式ソースからデータを収集しているOSINT(オープンソース・インテリジェンス)アナリスト、Vitalyは、4月の状況をそうまとめている。 一方、ウクライナ軍の同月の損害は「最小限」に抑えられた。これはポーランドの防衛コンサルティング会社ロハン・コンサルティングのアナリスト、コンラド・ムジカの評価だ。 【画像】ロシア軍とウクライナ軍の4月の損害状況の概要。ロシア軍は装備4800点近くを破壊され、人員約3万6600人を損耗した。ウクライナ軍は「最小限」に抑えた ウクライナの国土の総面積はおよそ60万3500平方kmで、うち19%ほどがロシアの占領下にある。現在の進軍ペースと損耗率が続くと仮定すれば、ロシア
