近年、ロシアへの接近が欧米諸国から警戒されている、欧州最東端の国家、ジョージア。政権与党「ジョージアの夢」の創設者で、昨年末には反EU政策でロシアを利してきたことを理由に米国から経済制裁を受けたのが、ビジナ・イワニシビリ元首相(68)だ。その長男のA氏(32)が現在、東京都内に在住していることが「週刊文春」の取材で分かった。 イワニシビリ氏は、ジョージアのGDPの3分の1ともいわれる資産をもつ大富豪。A氏は昨年12月にイワニシビリ氏が経済制裁を受けた直後、ジョージアの首都トビリシに「ATU」という会社を設立、100%株主となった。これが、イワニシビリ氏による制裁逃れのための資産移転だと報じられていた。
