日本サッカー協会(JFA)の審判委員会は2日、都内のJFAハウスでレフェリーブリーフィングを行い、J1第13節の鹿島アントラーズ対名古屋グランパス戦でのVAR介入事案について説明した。 国立競技場で行われたこの一戦では前半12分、MF樋口雄太の右CKからFW鈴木優磨のヘディングシュートが決まり、鹿島が先制したと思われたが、そこでVARが介入。鈴木がゴール前の競り合いでMF稲垣祥をブロックした行為がファウルと判定され、オンフィールドレビューの末にゴールが取り消された。 審判委員会が報道陣に公開した音声では、鈴木の接触があった直後にVARからファウルを指摘する声が上がり、ゴールが入った時点でチェックを実施。審判委員回は「ファウルにしないといけないという決断が早かったことで、結果的に早いチェックにつながった」と述べ、「VARとしてオンフィールドレビューを勧めたことは適切だった」と結論づけた。 ま