出発点は、大学在学中に創業したローラースケート場。杉野公彦社長は自身の成功を謙遜するが、アメリカでは朝から行列ができることもあるという 「やろうと思えば、誰にでもできる」 ボウリングをはじめとした複合レジャー施設を運営し、年間経常利益87億円を上げているラウンドワンの杉野公彦社長は、自身の成功をそう謙遜する。 【動画】「イカゲーム」の不気味すぎる殺人人形が街に現れた 1980年代、大学在学中に小さなローラースケート場を創業したのが出発点だった。 成功した理由の1つは、ターゲットを研究したこと。平日にも来てくれるのはたいてい大学生以上だ。当時の大学生は、スマホのある今とは違って数日前に遊び場を決めていた。ボウリング派もカラオケ派もゲーセン派もいるグループを、どうやったら1つの場所に引き寄せられるか? たどり着いた答えが「バラエティー」だった。ビリヤードも卓球もクレーンゲームもある施設を造れば