ブックマーク / mainichi.jp (174)

  • 警視庁公安部、不利な実験データ除外し報告か 起訴取り消し事件 | 毎日新聞

    軍事転用可能な装置を不正輸出したとして外為法違反に問われた化学機械製造会社「大川原化工機(おおかわらかこうき)」(横浜市)の社長らの起訴が取り消された冤罪(えんざい)事件で、同社の噴霧乾燥器の温度実験を巡り、警視庁公安部が実験データを一部除外して経済産業省に報告していた疑いがあることが判明した。立件には、経産省から「輸出規制品に該当する」との見解を得る必要があったが、伏せたデータ分は輸出規制品の基準に達しておらず、公安部にとって不利な証拠だった。 大川原化工機側が起こした国家賠償訴訟で、2023年12月の東京地裁判決は公安部と東京地検が捜査を尽くさなかったとして、東京都と国に計約1億6200万円の賠償を命じている(双方が控訴)。公安部がデータの一部を除外した疑いは、控訴審で新たな争点となる可能性がある。

    警視庁公安部、不利な実験データ除外し報告か 起訴取り消し事件 | 毎日新聞
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    kazu_y 2024/02/14
  • 2年近く宿泊者ゼロ、なぜなのか 「第1号宿泊者」として考えた | 毎日新聞

    開設してから2年近く誰も宿泊したことのない施設がある。阿武隈山系の中腹、標高約500メートルに位置するこの施設に、記者が村民と共に宿泊者第1号として1泊した。2日間滞在して村民と語らい、この地域が抱える課題を考えた。 2人しか暮らしていない地区 「誘われなければ、わざわざここに泊まることもなかったよ」。9月29日、施設がある福島県葛尾村野行(のゆき)地区で副行政区長を務める大沢義伸さん(70)が笑顔で迎えてくれた。 野行は村北東部に位置し、東京都渋谷区より少し大きいくらいの約1600ヘクタールの面積がある。2011年3月の東京電力福島第1原発事故で、村は全村避難を一時余儀なくされ、中でも事故前に126人が暮らしていた野行は13年3月に村唯一の帰還困難区域に指定された。

    2年近く宿泊者ゼロ、なぜなのか 「第1号宿泊者」として考えた | 毎日新聞
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    kazu_y 2023/10/26
  • 産む、産まない、産めない:大学進学率、男女差が最も大きい県は?「進学格差」をデータで見る | 毎日新聞

    「地元では女性の高学歴は珍しく、職場では男性から『キワモノ扱い』でした」就職氷河期時代に希望する公務員の職に就いたミチコさんはそう振り返った。九州地方の中核都市で暮らす。 性別や住んでいる地域によって進学率の「格差」はあるのか――。 毎日新聞は、2022年度の文部科学省の学校基調査をもとに、都道府県別・男女別の大学進学率を試算した。 22年3月の4年制大学進学率を都道府県別で見ると女子の場合、最も進学率が高いのは東京都で75・8%、京都府69・0%、山梨県59・4%と続く。

    産む、産まない、産めない:大学進学率、男女差が最も大きい県は?「進学格差」をデータで見る | 毎日新聞
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    kazu_y 2023/03/13
  • 不登校の長女が人気ゲーム開発スタッフに 転機になった衝撃の一言 | 毎日新聞

    中学時代に不登校だった長女と向き合った体験を伝える久保健一さん=長浜市高月町渡岸寺の高月まちづくりセンターで2022年11月12日午後1時21分、長谷川隆広撮影 中学時代に不登校だった長女(23)が人気ゲーム「ファイナルファンタジー16」の開発スタッフになるまでの曲折を、ボランティアでフリースクール事務局員を務める父親の久保健一さん(47)=滋賀県長浜市=が自身の「失敗」を基に語った。12日に同市高月町で開かれた「ながはまコミュニティカレッジ」に講師役として登壇し、参加者に自らの経験から「子供を追い詰めないで」と呼び掛けた。 久保さんの長女は、保育園、小学校とあまり積極的に通うタイプではなく、中学校では入学式に出たきり、ほとんど学校に行けなくなった。当初、久保さんは不登校は気持ちの問題だと考え、「何サボってるねん」「なまけるな」などと声を荒らげ、引きずってでも学校に行かせようとしたという。

    不登校の長女が人気ゲーム開発スタッフに 転機になった衝撃の一言 | 毎日新聞
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    kazu_y 2022/11/19
  • 追悼・中井久夫さん<ケアの時代を予見したひと> 斎藤環さん寄稿 | 毎日新聞

    統合失調症研究や阪神大震災時の「こころのケア」の取り組み、随筆や翻訳など幅広い業績を残した精神科医、中井久夫さんが8月8日、肺炎のため88歳で死去した。「唯一の師」として敬慕してきたという精神科医の斎藤環さんが毎日新聞に追悼文を寄せた。 ◇ 血肉化された読書体験 中井久夫先生が亡くなられた。私は著書を通じて私淑してきた一ファンに過ぎないが、中井先生を唯一の師として敬慕してきた。 臨床1年目で手に取ったのが、今は絶版となった『中井久夫著作集』(岩崎学術出版社)の一冊『分裂病』だった。一読して圧倒された。とてつもない教養と繊細極まりない臨床眼、どんな作家にも似ていない、みずみずしくも重厚な文体。ただちに著作集全巻を買い求め、貪(むさぼ)るように読んだ。

    追悼・中井久夫さん<ケアの時代を予見したひと> 斎藤環さん寄稿 | 毎日新聞
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    kazu_y 2022/08/29
  • 「LGBT生産性ない」政務官・杉田水脈氏の差別的発言の遍歴 | 毎日新聞

    第2次岸田改造内閣で、過去にLGBTなど性的少数者を巡る差別的な発言などが問題となってきた杉田水脈(すぎた・みお)氏(55)が総務政務官に起用されたことに、ネットなどで抗議の声が上がっている。杉田氏は15日の就任記者会見で「過去に多様性を否定したことも、性的マイノリティーを差別したこともない」と述べたが、実際はどうなのか。過去の発言を振り返った。【中嶋真希、大野友嘉子】

    「LGBT生産性ない」政務官・杉田水脈氏の差別的発言の遍歴 | 毎日新聞
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    kazu_y 2022/08/19
  • 瀬戸芸がもたらした「人間を捨てた島」との交流 作品に歴史刻まれ | 毎日新聞

    作家の田島征三さんが2019年に制作した「『Nさんの人生・大島七十年』-木製便器の部屋-」。当時Nさんが作ったという木製の便器を再現した(画面左)=高松市大島で2022年5月18日午後0時45分、西紗保美撮影 かつて「人間を捨てた島」と呼ばれた離島が瀬戸内海にある。今では国際的なアートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」の舞台の一つになった。島を訪れ、歴史をたどった。【西紗保美】 瀬戸芸の春会期最終日の5月18日。快晴で少し汗ばむ陽気の高松港から、小型船に乗り込んだ。約30分後に船から大島に降り立つと、エメラルドブルーの澄んだ海が陽光を浴びてキラキラと輝いていた。辺りにはオルゴール調の「乙女の祈り」が鳴り響き、穏やかな雰囲気が漂っている。 音楽が流れている理由は、瀬戸芸のボランティアによるガイドツアーですぐに分かった。「目の見えない方に方角をわかりやすくする『盲導鈴』です」。ハンセン病の後遺

    瀬戸芸がもたらした「人間を捨てた島」との交流 作品に歴史刻まれ | 毎日新聞
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    kazu_y 2022/08/01
  • 官邸の食事会を外交にフル活用した安倍元首相 | | 西川恵 | 毎日新聞「政治プレミア」

    会で乾杯するエストニアのユリ・ラタス首相(左)と安倍晋三首相(右)=首相公邸で2020年2月10日、玉城達郎撮影 あまり語られていない安倍晋三元首相の功績の一つに、首相官邸の供宴スタイルの確立がある。フランス料理にフランスワインという長年の定番を、和、日ワイン、日酒の3点セットに変え、さまざまに工夫を凝らした。 外国首脳に日文化の素晴らしさを知ってもらい、農産物輸出を後押しし、を話題に首脳同士の関係を深める……。事会を外交に最大限に活用した首相だった。 官邸の事会で幾つかの指示 まず指摘しなければならないのは、第2次安倍政権(2012年12月~20年9月)の7年8カ月、外国首脳を事でもてなした回数の多さだ。夕会と昼会はざっと数えて209回で、月平均2.2回。その前の野田佳彦政権(11年9月~12年12月)の月平均1.6回、菅直人政権(10年6月~11年9月)の1

    官邸の食事会を外交にフル活用した安倍元首相 | | 西川恵 | 毎日新聞「政治プレミア」
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    kazu_y 2022/07/31
  • 暗記にフセン! 「忘却曲線」から思いついた高校生の特許とは | 毎日新聞

    この問題、前にも間違えた気がする――。試験の最中に「復習」をおろそかにしたことを後悔した経験はないだろうか。おざなりになりがちな復習を手助けする付箋が東京都内の百貨店で販売され、売り上げランキングの上位にい込んでいる。現役の高校生が開発し、特許まで取得した付箋だ。中学受験の実体験から生まれた新しい付箋の仕組みと使い方のコツを人と識者に聞いてみた。【菅野蘭】 高校生が開発したいくつかの付箋商品のうち、都内百貨店で売れ行きが良いという横型のパッケージを手に取り広げると、幅が約1センチ、縦約6センチの付箋31種類がずらっと並んでいる。一つ一つの付箋は縦書きで数字がたくさん印刷されており、一見するとランダムな数字に見え、戸惑ってしまうかもしれない。でも数字の並び方にこの付箋の秘密がある。 例えば、8月1日に学習した問題集で復習が必要そうだと感じた問題があるとする。その場合は、付箋の一番下に「1

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    kazu_y 2022/07/29
  • 「与野党、選挙運動止めてはいけない」 中島岳志・東工大教授 | 毎日新聞

    安倍晋三元首相が銃撃された事件をどう受け止めるか。識者らに聞いた。 東京工業大の中島岳志教授(政治学)の話 今回の事件のような非合法な暴力の目的は、私たちの社会を恐怖によって萎縮させることであり、許されることではありません。今、私たちが取るべき態度は、動揺せず、昨日と同じ今日を生きることです。毅然(きぜん)とした態度で事件が世の中に与える影響を最小限に抑えることが、テロに勝つことにつながるからです。 現在、与野党ともに選挙運動をストップさせていますが、それはやってはいけないと思います。今回の事件が週末の参院選の結果に大きな影響を与えてしまうことは、テロが社会を動かすのに有効だと認識されることにつながり、テロの連鎖を引き起こすことにもつながりかねません。私たちは動揺せず、選挙と今回の事件を切り分けて参院選の投票にも挑むべきです。

    「与野党、選挙運動止めてはいけない」 中島岳志・東工大教授 | 毎日新聞
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    kazu_y 2022/07/08
  • 新疆公安ファイル | 毎日新聞

    中国新疆ウイグル自治区で少数民族のウイグル族らが「再教育施設」などに多数収容されている問題で、徹底的な取り締まりを指示する共産党幹部の発言記録や収容施設の内部写真、2万人以上の収容者リストや顔写真など大量の内部資料が流出した。この「新疆公安ファイル」からはイスラム教を信仰するウイグル族らを脅威とみなし、習近平総書記(国家主席)の下で徹底して国家の安定維持を図る共産党の姿が浮かび上がってくる。

    新疆公安ファイル | 毎日新聞
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    kazu_y 2022/05/25
  • 避難列車を止めるな ウクライナ鉄道の覚悟と欧州の連帯 | 経済プレミアインタビュー | 川村彰 | 毎日新聞「経済プレミア」

    ロシア軍によるウクライナ侵攻から1カ月半が過ぎた。戦火の終わりは見えないが、そんな中でも粛々と避難民を運び続けているのが現地の鉄道だ。そもそも戦争状態の中、鉄道による避難はどのように行われてきたのか。チェコ在住の鉄道ジャーナリストで、ウクライナから欧州各国へ向かう避難列車の取材にも当たってきた橋爪智之さん(48)に話を聞いた。 ――ウクライナ国内から欧州への脱出ルートはどのような道のりになるのでしょうか。 ◆首都のキーウ(キエフ)からだと、まずウクライナ西部の中継駅であるリビウに向かうのが主要なルートです。日で言うと、東京から大阪までの道のりを考えてもらえばイメージしやすいでしょう。もちろん新幹線のような高速列車はありませんから、ロシア軍の侵攻前でも早くて5時間、おおむね6~8時間はみる必要がありました。 侵攻が起きてからはさらに時間がかかっています。この路線に限ったことではありませんが

    避難列車を止めるな ウクライナ鉄道の覚悟と欧州の連帯 | 経済プレミアインタビュー | 川村彰 | 毎日新聞「経済プレミア」
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    kazu_y 2022/04/20
  • シュワルツェネッガーさん「無意味な戦争の犠牲に」 ロシア国民へ動画 | 毎日新聞

    ロシアによるウクライナ侵攻が続く中、映画「ターミネーター」などで知られる俳優で政治家のアーノルド・シュワルツェネッガー氏(74)が17日、ロシア国民に「無意味な戦争のために命や未来が犠牲になっている」などと呼びかける9分16秒のメッセージ動画を公開した。ロシア語の字幕もつけている。ツイッターでは20万回以上、リツイートされ、再生回数も1400万回以上に上っている。

    シュワルツェネッガーさん「無意味な戦争の犠牲に」 ロシア国民へ動画 | 毎日新聞
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    kazu_y 2022/03/18
  • もう「事務屋」ではない 事務職一筋、異色の大学長が描く未来像 | 毎日新聞

    大学の将来像について語る塩田邦成・大阪電気通信大次期学長=大阪府寝屋川市で2022年2月7日午後2時46分、松光樹撮影 大学の学長には「学者」が就任するのが一般的だが、大阪電気通信大(大阪府寝屋川市)に4月、大学事務を主な経歴とする学長が誕生する。同大理事の塩田邦成さん(65)だ。事務方として約40年間、時代の変化と大学の役割を見つめてきた塩田さんは「今後は大学事務の役割が非常に大きくなる」と断言する。少子化が進み大学間の生き残り競争が厳しくなる中、その独自の戦略に耳を傾けた。【聞き手・松光樹】 前任の大学を定年退職後に --学長就任の経緯は。 立命館大を卒業後、1978年4月に学校法人立命館の事務職員になり、以来約40年間、定年退職まで事務職員として勤めた。教育・研究・学生支援、就職などまんべんなく担当し、APU(立命館アジア太平洋大)の事務局長や、社会人などを対象にした立命館東京キ

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    kazu_y 2022/03/17
  • せっけんが有害?環境省、異例の判断先送り 誤解恐れるメーカー | 毎日新聞

    人や環境に優しいとされるせっけんは、有害性のある化学物質か――。そんな検討が政府内で今も続いている。天然の油脂から作られるせっけんは、昔から手や体の洗浄、衣服の洗濯などに使われてきたが、なぜなのか。【金秀蓮】 せっけんが有害な化学物質の候補に 「ゼロベースで対応すべきだ。除外を検討してほしい」。昨年11月上旬、無添加せっけんの製造販売会社「シャボン玉石けん」(北九州市)の森田隼人社長は環境省を訪れ、こう訴えた。 ことの発端は2020年2月にさかのぼる。「化学物質排出把握管理促進法」(化管法)に基づくPRTR制度では、人の健康や生態系に有害な恐れがあると国が判断した化学物質を「第一種指定化学物質」として定めている。対象物質になれば、事業者は排出量などを国に届け出なければならない。対象物質のリストは10年に1度見直されており、せっけんがその候補に挙げられたのだ。 せっけんは、動植物の油脂をカリ

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    kazu_y 2022/01/10
  • 時の在りか:天皇のいない国になると=伊藤智永 | 毎日新聞

    年末年始の雑誌がこぞって「愛子天皇」待望キャンペーンを張っている。困った。このコラムは始まって以来何度も女性・女系天皇を認めるべきだと書いてきたが、今の「愛子天皇」待望論には同調できない。小室眞子さんの結婚を巡る秋篠宮家批判のはけ口に持ち出されているのが明らかだからだ。この人は嫌だからあの人がいい、ではタレントの人気投票と変わらない。天皇は「なる」ものである。誰彼を天皇に「する」「したい」という傲慢な願望が、どれほど危険な政治思想であるかは、歴史をひもとけば分かる。 女性・女系天皇を認める国策は16年前、既に決まっている。当時の小泉純一郎首相が諮問した「皇室典範に関する有識者会議」が約1年、17回の議論で結論付けた。2006年1月の国会冒頭、小泉氏は施政方針演説で「象徴天皇制度は国民の間に定着しており、皇位が将来にわたり安定的に継承されるよう有識者会議の報告に沿って皇室典範改正案を提出する

    時の在りか:天皇のいない国になると=伊藤智永 | 毎日新聞
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    kazu_y 2022/01/10
    “天皇は「なる」ものである。誰彼を天皇に「する」「したい」という傲慢な願望が、どれほど危険な政治思想であるかは、歴史をひもとけば分かる。”
  • 島原の乱でも「忍者」暗躍 古文書に記述、九州での存在明らかに | 毎日新聞

    江戸時代初期に起こった農民やキリシタンによる島原・天草一揆(島原の乱、1637~38年)で、鎮圧に当たった九州の大名が抱えていた「忍者」が暗躍していたことが、近年の研究で明らかになってきた。九州では忍者の存在はあまり注目されてこなかったが、忍者によるまちおこしを目指す動きと連動して各地で史料分析が進んだ。 古文書から松江藩などで忍者の存在を裏付けた三重大国際忍者研究センターの山田雄司教授(日中世史)は、忍者でまちおこしを目指す佐賀県嬉野市や、NPO法人「福岡忍者普及協会」(福岡市)から、それぞれの地元で忍者が実在したか調査を依頼され、2017年から九州の古文書を調べている。

    島原の乱でも「忍者」暗躍 古文書に記述、九州での存在明らかに | 毎日新聞
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    kazu_y 2022/01/07
    “三重大国際忍者研究センターの山田雄司教授”
  • 特集ワイド:感情ってなんだろう? ドイツ人歴史学者 ヤン・プランパーさん | 毎日新聞

    以前読者の方から、こんなお褒めの言葉をいただいた。「多くの人は善悪で書くのに、あなたは好き嫌いが基準だからいい」。言われて納得した。理性より感情。何を書くべきかより、何が好きかが先。でも、感情や直感は長く軽んじられてきた。放射能汚染を嫌がる住民について専門家が「人間には感情があるから厄介だね」と小ばかにするような言い方をした。でも、当は感情が一番大事なのでは? では、感情はどこから来るのか。アイルランドのリムリック大教授でドイツ歴史学者、ヤン・プランパーさん(51)に聞いた。 プランパーさんのことは2020年11月に翻訳が出た著書「感情史の始まり」(みすず書房)で知った。人間の感情について、学者たちがどう掘り下げてきたかを書いた大著だ。悲しみ、嫉妬、喜び、恋愛といった感情は人類普遍のものか、文化など環境で左右されるのか、といった議論が詳しく書かれている。ジャンルとしても確立途上のせい

    特集ワイド:感情ってなんだろう? ドイツ人歴史学者 ヤン・プランパーさん | 毎日新聞
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    kazu_y 2021/11/25
  • 維新が激戦制した衆院・大阪2区 地方議員が重ねた「壁打ち」 | 毎日新聞

    市営住宅に向かって演説する維新の守島正氏=大阪市平野区で2021年10月23日午前9時14分、田畠広景撮影 10月31日に投開票された衆院選で、日維新の会は候補を擁立した大阪府内15選挙区で全勝し、自民党を圧倒した。大阪2区では、維新新人の元大阪市議、守島正氏(40)が、6選を狙った自民前職の左藤章氏(70)に約4万票差をつけて圧勝。自民の強固な地盤を崩すことに成功し、維新躍進の縮図とも言える選挙区になった。大阪2区の選挙戦を振り返り、維新圧勝の背景に迫った。【田畠広景】 公示後初の週末の早朝。市営住宅や分譲マンションが林立する大阪市平野区の住宅街に、守島氏が姿を見せた。「今から、ぼこぼこ『壁打ち』します」。陣営に入る維新の杉村幸太郎市議(43)がそう語ると、守島氏は5階建て市営団地の正面に立ち、マイクを握って演説を始めた。

    維新が激戦制した衆院・大阪2区 地方議員が重ねた「壁打ち」 | 毎日新聞
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    kazu_y 2021/11/12
  • 清潔な環境は「基本的人権」との国連決議 日本はなぜ棄権したのか | 毎日新聞

    ブラジルの国立海洋公園近くの石油探査・採掘に抗議する環境活動家ら=リオデジャネイロで2021年10月7日、AP 国連人権理事会は8日、清潔で健康的な環境へのアクセスは基的人権であるとの決議案を賛成多数で可決した。法的拘束力はないが、環境や人権の専門家からは「画期的」と歓迎の声が上がっている。理事国47カ国のうち賛成は43、反対は0だった。日中国ロシア、インドと共に棄権した。なぜ日は棄権したのか。 決議では、環境破壊や気候変動は「現在および将来の世代の人権に対する最も差し迫った深刻な脅威の一つ」と指摘。「安全、清潔で健康的かつ持続可能な環境へのアクセスは基的権利」であるとし、各国に環境を守る取り組みを加速させることを求めた内容だ。採択を受けて、ミチェル・バチェレ国連人権高等弁務官は「長い間このような措置を求めてきた。環境悪化と気候変動が相互に関連した人権の危機であると明確に認識さ

    清潔な環境は「基本的人権」との国連決議 日本はなぜ棄権したのか | 毎日新聞
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    kazu_y 2021/10/12