Linux基本コマンドTips一覧 本連載は、Linuxのコマンドについて、基本書式からオプション、具体的な実行例までを紹介していきます。今回は、ARP(Address Resolution Protocol)テーブルの管理を行う「arp」コマンドです。 arpコマンドとは? arpコマンドは、IPアドレスとMACアドレスの対応などを管理するARPテーブルの内容(エントリ)を表示したり、エントリを追加、削除したりするコマンドです ※1。 古くから使われているコマンドですが、現在はネットワーク関連の機能を集約したipコマンドへの移行が進んでいます。arpコマンドの機能は「ip neigh」(連載第149回)に相当します。 ※1 イーサネットで通信するためには、通信相手のMAC(Media Access Control)アドレスが必要だ。例えば画面1の「08:00:27:c6:ec:9a」がM