世界初でっせ! NTT研究チームであるNTTコミュニケーション基礎研究所が、おもろい研究をやっている。6月4~5日、京都・京阪奈ビルで開催する無料の技術展示会『オープンハウス2015』。特別に展示予定の研究を一部見せてもらったのであった。 ●標準語を関西弁に変換する技術 まずは標準語を関西弁に変換する技術。 「あらゆる韻律をすべて関西弁の方にねじまげたのだ」 音素バランス文めいた文章をマイクに向けて読みあげると、自動的にアクセントとイントネーションのパラメーターが割り振られる。パラメーターをいじって再生すると、自分の声がちょっと変な感じで聞こえてきた。 「あら↓ゆ↑る↓韻律をす↓べ↑て↓……」 ……う、うーむ。関西弁と言われれば関西弁か。 音声のパラメーターをいじるという発想そのものはボーカロイドっぽいが、パラメーターを作る際の技術的アプローチが違う。 人が声を出すときは、口の奥にある甲状