中日の球団納会が21日、名古屋市内のホテルで選手やスタッフ、球団関係者ら約230人が集まって行われた。与田剛監督(53)は中日新聞社社長・大島宇一郎オーナー代行(55)ら出席者に向けて来季への抱負を語った。 「こんなに悔しくて惨めな思いでオフを過ごすのは初めてです」。マイクを前に指揮官は率直な思いを吐き出した。監督就任1年目は借金こそ前年の「15」から「5」に減らしたものの順位は変わらず5位。7年連続Bクラスとなり、12球団で最もクライマックスシリーズ(CS)に遠ざかる低迷期だ。 さらに惨めな思いを増幅させたのは試合内容で、今季の1点差試合は19勝27敗。総得点が総失点を上回ったのはセ・リーグで巨人と中日だけ。にもかかわらず巨人が優勝、中日が5位の状況に与田監督は「私の力不足で落とした試合が多々あった」と、悔しさをあらわにした。 乾杯の音頭を取った大島オーナー代行も「なぜ得点が失点を上回っ