農協経由での全量出荷を強制し、従わない農家に「大分味一(あじいち)ねぎ」のブランド名を使わせなかったなどとして、公正取引委員会は27日、独占禁止法違反(不公正な取引方法など)の疑いで「大分県農業協同組合(JAおおいた)」に立ち入り検査をした。 「大分味一ねぎ」は、大分県北部で生産される小ネギのブランド名。地元のネギ農家が2008年に「大分味一ねぎ生産部会」を設立して別々だった銘柄を統一し、JAおおいたが商標登録をしてブランド化を進めてきた。JAは農家から手数料を取ってネギを集荷し、関東や関西地方を中心に年間約1千トンを目標に出荷しているという。 関係者によると、JAおおいたの組合員で、部会にも所属する3農家が、独自に開拓した手数料の安い販売先にJAを通さずに出荷。これに対して、JAはすべての出荷をJAを通すよう求め、従わない3農家に「味一ねぎ」のブランド名を使わせなかったほか、集出荷場の利
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