ジャニーズ事務所前社長の故ジャニー喜多川氏(2019年に87歳で死去)の性加害問題は、元所属タレントの著作や週刊誌報道でたびたび取り上げられ、裁判で事実関係が認められた後も、長期にわたり続いていたとみられる。問題を報じた「週刊文春」発行元の文芸春秋の顧問として、喜多川氏側と法廷で争った喜田村洋一弁護士は、喜多川氏の行為を放置してきた事務所の責任を指摘する。(望月衣塑子) きたむら・よういち 1975年東京大法学部卒、77年弁護士登録。81年ミシガン大ロースクール卒、83年ニューヨーク州弁護士。公益社団法人「自由人権協会」代表理事。名誉毀損(きそん)などメディアの訴訟に多く携わる。81年に米ロサンゼルスで起きた「ロス疑惑」(銃撃事件)の故三浦和義元社長の無罪判決を勝ち取ったほか、元日産自動車代表取締役グレゴリー・ケリー被告の弁護人を務めるなど著名事件とのかかわりも深い。
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