もしトップアイドルを目指す男子中学生がデビューするなら アイドルとしての成功を志す男子中学生がいるとしよう。彼は、業界最大手の芸能プロダクションに所属している。 このとき、所属プロダクションの社長による性的虐待を我慢すれば、デビューできる可能性が高まる。しかし、それを拒否して退所すれば圧力や忖度そんたくによって一生日本の芸能界では活躍できないリスクがある。 とどまるも地獄、離れるも地獄──若者は二重に支配されている。芸能プロダクション内における支配と、芸能界(業界)における支配だ。 ジャニーズ事務所は、こうした手法で若者たちを支配してきた可能性がある。それが人権上きわめて大きな問題であることは、だれでも理解できるだろう。 ジャニー喜多川氏のセクハラ行為は既に裁判で認定済み 現在、故・ジャニー喜多川氏の性的虐待問題が再燃している。ジャニーズJr.の未成年男性に対して、創業者が長年にわたって性
