3月から新しい「夏ダイヤ」で運行している青森市営バス(左)。男性運転手(右)は「過密なダイヤとなっており、大きなストレスを感じている」と訴える 「3月の改正後、市営バスのダイヤが過密で重圧とストレスを感じている」。東奥日報紙「あなたの声から『フカボリ』取材班」に、青森市営バスの男性運転手からこうした声が寄せられた。取材を進めると、複数の運転手が「路線によって遅れが常態化している」と証言した。運行は乗客の安全第一が前提だが、安全が揺らぎかねないと危ぶむ運転手も。乗客の乗り降りが多い路線では、定時運行が極めて難しいダイヤ設定となっていることが浮き彫りとなった。 青森市は本年度から新しい試みとして、降雪のため利用者が増える12月~翌年3月にバスを増便する「冬ダイヤ」の導入を決めている。3月25日からは「夏ダイヤ」で運行中だ。市交通部の担当者は「乗客が少ない夏と増える冬でダイヤを調整する。運行実態