スペイン国営Renfe鉄道会社は2019年上旬から新しい格安高速鉄道電車「EVA」を導入しはじめると発表した。「スマート電車」として紹介されたEVAは、本来の高速列車「AVE」より25%まで安い料金で若者を中心に、新しい客層にアピールしてみる。3+3列配置となる車内では、無線Wifiに接続可能な環境を提供し、更にスマートフォン用アプリを経由して乗客に旅行先の情報、開催中のイベントに関するデータを提示するプランも考案されている。また、マドリード地下鉄が最近実効させた「紙チケット廃止」の判断に倣って、全てeチケットになる模様。 記者会見で新列車の概要を説明したイニゴ・デ・ラ・セルナ勧業大臣はスペイン2大都市を結ぶ「マドリード・アトーチャ~バルセロナ・エルプラット空港」間で運行開始されるEVAに念を押し、最初段階では毎日5往復、乗客人数は年間105万人を目標にしている。