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2009年9月21日のブックマーク (7件)

  • 浅田彰【映画の21世紀は『EUREKA』をもって始まる】

    映画の第二世紀は青山真治をもって始まる。劇場映画デビュー作『Helpless』(1996年)の予告篇で蓮實重彦のそんな言葉が大きく映し出されたときは、この戦略家ならではの大げさな誇張に辟易したものだ。不明を恥じねばならない。現に映画の21世紀は青山真治の『EUREKA』をもって始まったのである。 物語自体は寓話的と言っていいほど単純だ。1992年。福岡県で起こったバスジャック事件で、6人の乗客と犯人が死に*[2]、運転手(沢井)と通学途中のロー・ティーンの兄妹(直樹と梢)だけが生き残るが、沢井はやがて出奔し、兄妹は自閉と失語に陥る。2年後。沢井は家に戻り、土方として働き始める。他方、兄妹は、母が出奔し、父が交通事故で死んで、二人きりで暮らすようになる。たまたまそのことを知った沢井は、兄妹の家に住み込み、そこに兄妹の従兄の秋彦*[3]も加わって、奇妙な共同生活が始まる。だが、それが安定するこ

  • アゴラ : 「地域間格差」はもっと拡大すべきだ - 池田信夫

    自民党総裁選では、谷垣禎一氏と西村康稔氏が「小泉改革が地方経済の疲弊や格差を生んだ」と批判する一方、河野太郎氏が小泉改革を継承する姿勢を打ち出し、争点が明確になってきました。谷垣氏と西村氏が「地方」を強調するのは、国会議員票より多い地方票を意識してのことでしょうが、はたして今までのように地方に補助金をばらまくことが「地方の重視」になるのでしょうか。 そもそも地域間の格差が拡大したのは、小泉政権が原因ではありません。前にも紹介した図のように、地方から都市への人口流入は戦後、一貫して続いています。90年代に地方の公共事業によってわずかながら逆流し、小泉政権が公共事業を減らしたため元に戻りました。これによって地方の土建業が苦しくなったことは事実でしょうが、無駄な公共事業をいつまでも続けることは不可能であり、これは戦後ずっと続いている長期トレンドに戻っただけです。 この人口の都市集中が都市と地方の

    アゴラ : 「地域間格差」はもっと拡大すべきだ - 池田信夫
  • 世界を見る目が変わる50の事実 : 2chコピペ保存道場

  • 「地裁への交通費を立替できませんので、裁判員を辞退します」

    青森地裁に「候補者」として呼び出された人の記事で、 「特急代が出ない。その分が自費というのはおかしい」という意見があった。 裁判員制度を議論している法曹三者は、その大半は 杉並区居住とか松戸市居住とか横浜市居住とかで、 「裁判所まで片道1,000円以内の普通運賃で行けるのが当たり前」 「裁判所まで片道2時間以内で行けるのが当たり前」という 「首都圏の論理」で日当議論している。 小生のように地理オタクでなく、法律オタクな彼らにとっては、 下北半島の先端から青森地裁へ、 「朝9時の呼び出し時刻に間に合うように行く」のには、 数が少ないJR普通では間に合わず、特急に乗車しないと間に合わない、という 「地方の事情」などは「全くの想定外」であるに相違ない。 特急代を支給せずに、何が裁判員制度か? というか、この交通費は「事後請求」である。 これもよくよく考えるとおかしい制度であり、 例えば小笠原か

    「地裁への交通費を立替できませんので、裁判員を辞退します」
  • クワイエットルームにようこそ - 悪態の小部屋

    公開からもう結構経ちましたが。 一般公開前にぴあ主催のティーチイン付試写会にお友達のご厚意で寄せてもらったのに、それだけでは飽き足らず公開初日に劇場で2回。何故かって? 宮藤官九郎登壇の舞台挨拶が2回あったからだよ? 3回あれば間違いなく3回観てましたがそれが何か?(キリリ っと、相変わらずなトーンでお届けします。何故今になって感想を? つったらば、これら、客前でこの映画について語る松尾スズキ監督はいつも、「今はいい時代で、あなた方のような素人でもこの映画を宣伝する方法がね、ミクシとかブログとか…」とにっこり笑ってらしたからです。オラがミクシは「友人まで公開」じゃけん。イエス、アイワナビーユアドッグ。松尾ちゃんの犬になら喜んで(こないだ松浦理英子「犬身」読みました)(それだけです)。 一言で言えば、「映画」として観るのか、「物語」として観るのかによってリアクションが分かれるなーという感じ。

    クワイエットルームにようこそ - 悪態の小部屋
  • クワイエットルームへようこそ : 映画収集狂

    新年あけましておめでとうございます。 年の初めになると、いつも同じ決意をしています。 それは、今年こそは、この映画感想のブログを一日も欠かさず書いていこうという決意です、当然ズボラな自分に出来るはずもない無駄な決意にすぎないことは分かり切っているのですが。 それに、既にもう1月2日になってしまっているわけですし、そもそも最初から前途多難です。 まあ、出来るだけの努力はする積もりですので、よろしくお願いします。 さて、2009年、まず初めの作品は、松尾スズキの「クワイエットルームへようこそ」を書いてみました。 ★  ★  ★ 多忙なフリーライターの明日香は、ある日目覚めると「クワイエットルーム(精神病院の閉鎖病棟内の女子隔離室)」のベッドに拘束されています。 なぜ自分がこんな所にいるのか、パニック状態の中で、次第に、入院直前の自分の切羽詰った状況が思い出されてきます。 同棲している男(宮藤官

    クワイエットルームへようこそ : 映画収集狂
    keepfine
    keepfine 2009/09/21
    この映画には、ありきたりの「心象風景」や「それっぽい観念」は描かれていても、現実を生きる特定の人間の深層の痛みにまで立ち入った具体的なものがなにひとつ描かれていなかった
  • kousyoublog.jp

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