携帯電話のカメラ機能やコンパクトデジカメの普及により、日常的に写真を撮影する人はとても増えた。しかし、これらのカメラは人物や料理といった日常の小さな被写体を写すのに適していても、雄大な景色や美しい街並み、巨大なランドマークなどを撮ろうとすると難しい。そこで利用したいのが、複数の写真を合成して、パノラマ写真を作成してくれるツール「Hugin」だ。 写真の合成というと複雑な処理を想像するが、Huginの操作はきわめて容易だ。つなぎ合わせたい写真を読み込ませたら、自動配置ボタンをクリックするだけで良い。位置合わせや重なり具合の調整、角度や大きさの変更といった処理はソフトがすべて自動で行ってくれる。後は必要に応じて全体の傾きやトリミングをマウスのドラッグで指定してやるだけで、誰でも手軽にハイクオリティなパノラマ写真を作ることができる。合成時には露出やホワイトバランスも補正され、継ぎ目がほとんど目立
Potassium channel KcsA from Streptomyces lividans in high concentration of K+ 緑色の球はカリウムイオン,赤色の球は水を表している. 壁紙サイズ(1920x1080)の画像はこちら ナノの世界で生き物を見ている私にとって,「生き物らしさ」と言われて思い浮かべるものは,自然が創り出したデザインの美しさです.今日はそんなデザインの中から,教科書にも載っている有名なものを1つ取り上げてみようと思います. どんな生き物でも,細胞の中や外は色々なイオンが溶けた水溶液に満たされています.例えば,カリウムイオンは,細胞の内側の方が,外側より30倍濃い濃度で保たれています.ナトリウムイオンはその逆です.30億年以上前に,生命が生まれた時の原始の海(生命のスープ)を表しているのではないか,とも言われています. 細胞は脂質でできた膜に
Enterobacteria phage T4.壁紙画像(1920x1080)はこちら Michael D, Jones氏作成のSVGデータを改変して作成しました.この画像のライセンスはCC BY-SA 3.0に準拠します. アポロの月着陸船や宇宙探査機にも見えるこの物体.実は細菌に感染するウイルス,通称ファージの立体図です*1.正十二面体の形状を持つヘッド(頭部)と円盤が積み重なったテイル(尾部)の2つの部分からなり,さらにそれぞれは,細かいパーツが組み合わさってできています.これらの形は,電子顕微鏡などを用いた長年の研究により明らかにされました.ヘッドの中身(DNA)以外は,すべてタンパク質製です.ファージなどのウイルスを生き物と捉えるかどうかは意見の分かれるところですが,生き物のデザインの一部であることは確かです*2. このファージ,テイルファイバーと呼ばれる部分を使って大腸菌などの
ホントに立体に見えます 少しずつ一般家庭への普及も進んできたとはいえ、まだまだ敷居の高さはぬぐえない「3Dテレビ」。そんな中、フランスのジョゼフ・フーリエ大学のある技術開発チームが、「特殊なメガネやモニタを必要としない立体視技術」を開発し、iPhone/iPod touch/iPad用のデモアプリをリリースし話題となっています。 この技術は、「Head-Coupled Perspective(HCP)」と呼ばれ、特殊なメガネやモニタを使わず、代わりにiPhoneやiPad2の「フロントカメラ」を利用している点が特徴。利用者の顔をカメラで検知し、「どの方向からのぞき込んでいるか」を映像に反映させることで、擬似的に奥行きや立体感を感じさせる仕組みとなっています。 よく分からん! という方は同チームがYouTubeに投稿したデモンストレーション動画をどうぞ。こちらは4月はじめに投稿されたもので、
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