このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 Twitter: @shiropen2 米ジョージア工科大学に所属する研究者らが発表した論文「ManimML: Communicating Machine Learning Architectures with Animation」は、機械学習(ML)アーキテクチャの概念をアニメーションやビジュアライゼーションに変換できるPythonライブラリを提案した研究報告である。 アニメーションは、学習者の興味を効果的に高めることが示されており、システムの状態間の遷移を示すのに特に有用である。このため、複雑な関係を持つ多くの相互作用するコンポーネントを含むことが多いMLアルゴリズムを伝達す