和牛の受精卵などを中国に不正に持ち出そうとしたとして、大阪の焼き肉店の経営者らが逮捕された事件で、受精卵を運んだ男が「これまでにも数回、中国に荷物を運んだ」と供述していることが、警察への取材で分かりました。 警察によりますと、調べに対し、小倉容疑者は「これまでにも数回、前田容疑者に頼まれて、中身の分からない荷物を中国に運んだ」と供述しているということです。 小倉容疑者は、逮捕前、NHKの取材に対し、「荷物は港で中国人の男女に渡していた。今回もその2人に渡す予定で、畜産関係者だと聞いた」と話していました。 警察は、和牛の受精卵などが繰り返し中国に持ち出され、すでに繁殖などに使われている可能性があるとみて調べています。