2021.04.28 07:00 日本のCO2削減目標はまったく足りない! 国際社会から本当に求められている数値とは? ●いま、“ここ”が分水嶺…豊かな地球を残すために知っておくべきこと(第2回) 地球温暖化を食い止めるためバイデン米国大統領が4月22日、約40カ国の首脳達とオンラインで話し合った気候サミット。日本からも菅義偉首相が参加し、2030年度の温室効果ガス削減目標として「2013年比から46%削減し、さらに50%の高みに向け挑戦を続けていく」と宣言しました。 これは、これまでの「2030年度に2013年度比26%減」に比べれば、大幅に引き上げられたもの、と言えます。しかし、温暖化の破局的な影響を防ぐための全世界的な取り組みである「パリ協定」での目標達成には不十分であるとの声が環境NGOから上がっています。これまでに大気中に放出されてしまったCO2の量から計算すると、2030年まで