強姦罪で服役の男性釈放=被害は虚偽、「無罪の可能性」−再審請求受け・大阪地検 大阪地検は18日、強姦(ごうかん)罪と強制わいせつ罪で懲役12年が確定し、服役していた男性について、無罪の可能性が高いとして釈放したと発表した。男性からの再審請求を受けて再捜査したところ、被害者らの証言が虚偽だったと判明した。 受刑者が再審開始決定前に釈放されるのは極めて異例で、「足利事件」の2009年6月以来とみられる。 同地検によると、男性は04年11月から08年7月にかけ、同じ女性に対して乱暴したとする3件の強姦、強制わいせつ事件で逮捕された。捜査段階から一貫して無罪を主張したが、11年に懲役12年が確定した。 男性は今年9月、再審を請求。地検が改めて捜査した結果、被害女性と目撃者が虚偽の証言をしていたことを認めた。新たな証言を裏付ける客観証拠も判明、地検は被害自体がなかったと判断した。(2014/1