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ブックマーク / www.miyadai.com (6)

  • 「どう生きるのか」という 本当の問いに向き合うとき - MIYADAI.com Blog

    まもなくマル激・原発篇が上梓されます。 河野太郎氏・片田敏孝氏・立石雅昭氏の登場回の加筆修正です。 例によって後書きをご紹介します。 ぜひ書を購入して各氏の濃密な議論をご覧ください。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「どう生きるのか」という 当の問いに向き合うとき 宮台真司 ■キーワードは依存 僕は仙台に生まれた。父親が転勤族だったので子どものころしかいなかった。だが今でも憶えている土地はたくさんある。知り合いも多い。だから今回の地震の震源地が三陸沖だと知って他人事ではいられなかった。家族、友人、知人、いろんな人と連絡を取り合った。 弟が福島第一原発から35キロ離れた福島県いわき市に住んでいた。震災後なかなか連絡が取れずに気を揉んだ。ツイッターで原発事故情報を流しはじめたのも弟が見て連絡をくれるかもしれないと思ったことが理由のひとつだ。5日後にやっと連絡が取れた弟は幸い無事だった。 震災と原

  • 「右翼の本質」と「保守の本質」の差異を、中島岳志さん相手に語りました。 - MIYADAI.com Blog

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 「右翼の質」と「保守の質」の差異を、中島岳志さん相手に語りました。 « マル激トーク・オン・ディマンド更新しました。 | Twitter効果でしょうか? » ほどなく、中島岳志さんと僕が「右翼の質」と「保守の質」の差異について語り合った長い対談が、中島さんを軸とした対談集に収録されます。事前宣伝にかえて、宮台の一発言だけ抜粋します。 ──────────────────────── 宮台 これも重い話ですが、九五年から九六年にかけて日米安保見直し協議と日米安保共同声明があり、周辺事態法&有事法制スキームが出てきたんですが、なぜ右翼がこれに反対しないのかが不可解でした。「何が起こっているのかわかってねえのかよ」と思いました。でも当時のぼくは援交少女のフィールドワークの最中でしたし、ぼくが発言せずとも誰かが声を上げるだろうと傍観

  • 裁判所関係者向けの、最近の講演です。 - MIYADAI.com Blog

    若い世代のコミュニケーション ―その変化の背景そして処方箋― 宮 台 真 司 自己紹介 宮台真司と申します。もともとは理論社会学で博士号を取りました。国家権力の構造を数理的に記述する研究です。そのあとサブカルチャー研究や若者研究にシフトし、みなさんのお目にふれるようになったと思います。 宗教や性愛、特に売買春のフィールドワークを1980年代から90年代前半ぐらいにかけて全国的に展開をしました。1993年にブルセラ女子高生の存在を世に知らせる記事を朝日新聞に載せたことから、いろんな反響が起こりました。 思春期の少女たちに対する思い込みがポンチ絵にすぎないことをはっきりさせるために、マスコミを使ってキャンペーンを展開したのですが、最近の僕は、出発点である国家権力の分析に戻りました。『日の難点』もそうした方向性です。 問題設定の意味 題に入ります。御依頼いただいた主題が、「若い世代のコミュニ

  • CDが売れなくても誰も困らない - MIYADAI.com Blog

    去年、エミネムの映画「8マイル」が公開されて、日にフリースタイルラップが紹介された。あるラッパーがほかのラッパーを嘲ると、やられたラッパーもやり返す。キングギドラはドラゴンアッシュやキック・ザ・カン・クルーを嘲っている。だったら批判された方も応えなきゃ。ラップってコミュニケーションなんだからね。 ロックのキーワードは「奴ら」で、ヒップホップは「俺たち」です。「俺たち」の範囲が分かって「奴ら」が見えてくる。悲惨な境遇に置かれた黒人たちの表現だったので。日のヒップホップの困難は「俺たち」がだれなのか明らかでないこと。日でそれをはっきりさせるには学習が必要です。 イラク攻撃があった。朝鮮半島で緊張状態も起こるだろう。ラッパーもいらだっています。でも、どうしてそんなことになるのか?そこでの「俺たち」ってだれで、「奴ら」ってだれなのか。表面的に「奴ら」のように見える人間が、当に「奴ら」か?そ

    kenjiro_n
    kenjiro_n 2009/04/06
    タイトルのミスリーディングがひどいが主語のない歌詞がJ-POPにはびこっている現状を憂慮するというのには同意。
  • 某全国紙に掲載されるはずだった秋葉原通り魔事件のコメント - MIYADAI.com Blog

    某全国紙に掲載されるはずだった秋葉原通り魔事件のコメントが、地震で「とび」ましたので、かわりにこちらに掲載します。 **************************************************************** 社会学者の宮台真司・首都文学東京教授(49) は携帯サイトの書き込み内容からこう分析する。 『現実でも一人。ネットでも一人』『みんな俺を避けている』などの書き込みから見ると、加藤容疑者は社会に居場所が見つけられない不満を強く感じている。背景には若者文化の変質があろう。 かつては人づきあいが苦手な若者たちの『もう一つの居場所』が若者文化の中にあり、秋葉原もその象徴だった。今はオタク文化もネット文化もまったり戲れる場所。被害者の一部がそうだったように秋葉原も今は友達と連れ立っていく所だ。友達がいない者には秋葉原でさえ居場所にならない。 他方『県内トップ

  • MIYADAI.com Blog - 『制服少女たちの選択』文庫増補版あとがき:現実はもうダメ。でも断念された夢を語れた

    MIYADAI.com Blog (Archive) > 『制服少女たちの選択』文庫増補版あとがき:現実はもうダメ。でも断念された夢を語れた « [videonews.com] マル激トーク・オン・ディマンド更新しました。 | 『こころ「真」論』が出ました! » ■書文庫版の校正作業をしていると、またあの疑問につきあたった。なぜ私は1996年の援交ブームのピーク時以降、フィールドワークを縮小したのだろうか。書に増補された圓田浩二氏との対談でも同じ疑問が話題になっていて、私はそれなりの回答をしている。 ■他の場所でも、同じ疑問に回答した。それも併せると(1)援交第二世代になって私のフィールドワーク法が有効でなくなった。(2)自己決定の賞揚=パターナリズム(父性的温情主義)の否定という表現目標が達成された。(3)援交が社会的に重要な話題でなくなった、など。 ■でも、ある熱心なフリーランス

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