商業メディアがスポンサーに甘いのは万国共通の情けない問題ではありますが、特に日本のメディアがたちが悪いのは、日本のTVやラジオと新聞がグループ化してしまっている「クロスオーナーシップ」の悪弊のために、ある種の問題が、TV局もラジオ局も大新聞もみなが沈黙してしまうというマスメディア全体がチキン(臆病)になってしまっている点です。 欧米の先進国の多くでは、言論の多様性やメディアの相互チェックを確保するために、新聞社と放送局が系列化する「クロスオーナーシップ」を制限・禁止する制度や法律が設けられていますが、日本でも、総務省令(放送局に係る表現の自由享有基準)にクロスオーナーシップを制限する規定があるにはあるのですが、これは一つの地域でテレビ・ラジオ・新聞のすべてを独占的に保有するという「実際にはありえないケース」(岩崎貞明・メディア総合研究所事務局長)を禁止しているにすぎません。 その結果、読売
芸能リポーターの仕事を確立した梨元勝さん。ワイドショーの“顔”にもなった=平成21年11月(緑川真実撮影) 芸能リポーターの草分けとして活躍し、21日に肺がんで亡くなった梨元勝さん(享年65)。取材相手に「恐縮ですが」と突撃し、“嫌われ役”を務めながらも、ワイドショーの存在感を高めた。その一方で、「ワイドショー的手法」は一般ニュースにも浸透し、政治など複雑な問題もテレビで「おもしろおかしく」報じられるという現象を生んだ。同業者や識者ら3人の談話を通じて、梨元さんらが開拓したワイドショー的手法について考える。 ◇ 直撃取材スタイルを確立 ≪芸能リポーター、井上公造さん(53)≫ 梨元さんは芸能リポーターという職業を確立させたが、それ以上にワイドショーが世の中に浸透する一翼を担った。 ワイドショーはテレビならではの文化。以前の報道番組は、新聞とさほど変わら
キティちゃん、ガチャピンとの“熱愛”否定 17日放送のフジテレビ「笑っていいとも!」(月〜金耀、正午)の人気コーナー「テレフォンショッキング」に、サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」が初出演した。 この日、自宅のあるロンドンから自家用ジェットで駆けつけたキティは、デザイナーの山口裕子さんとともにスタジオに登場。米歌手のレディー・ガガをはじめ「X JAPAN」YOSHIKIらから届いたお祝いの花をバックに、「みなさんこんにちは!」と元気良くあいさつした。 同じ“キャラ仲間”であるガチャピン、ムックからの花を見つけたタモリから「(2人と)プライベートでの付き合いは?」と鋭く突っ込まれると、一瞬「は?」と絶句したものの、「友達です。メールしたりしています」と“親密な仲”ではないことを強調。 100人の観覧者から1人の該当者を当てる「目指せ1/100」では「双子の人」というお題で見事タ
ジャーナリスト江川紹子さん(51)が、コメンテーターを務めるTBS系「サンデーモーニング」(日曜午前8時)を休養することが18日、分かった。江川さんのツイッターによると、休養の原因は共演する野球評論家張本勲氏(70)と意見が合わなかったこと。立腹した張本氏が江川さんの出演見送りをTBSに求めたという。一方、TBSは「江川さんに出演日の変更をお願いした。降板ではない」と説明した。ブームのツイッターを舞台にした、初めての暴露騒動といえそうだ。 江川さんのツイッターによると、5月23日の放送で、楽天岩隈久志投手が試合途中で降板したことに、張本氏が「喝」「無責任」と断じ、江川さんは「え~」と、張本氏の発言に納得できない趣旨のリアクションをした。これに立腹した張本氏が、江川さんを番組に出さないようにTBSに要求したとされる。同局は張本氏の主張を受け入れ、江川さんに無期限の休養を申し入れたという。 T
1. 「新聞」の情報の流通(媒体)の部分とコンテンツの部分(strangeさん) でも、新聞のコンテンツが全部ジャーナリズムかっていうと全然そんなことはないから経営難になってるわけで。新聞のコンテンツのうち、「単なる発表の写し」って部分はかなり多いと思うんだけども、そこでは新聞社がジャーナリズム(あるいはコンテンツ生成)としての仕事をしているわけではなくって、これまでも単に情報流通の仕事しかしていなかった。だからいま苦境に陥っている。 「単なる発表の写し」はインターネットによって不要になったかというと、全くそうなっていない。『Authority - 日本の影響力のあるブログランキング100』の上位に並ぶのは、情報の収集整理がメインのブログ。『GIGAZINE』は「オリジナルのコンテンツに乏しい」と蔑視されがちだけれども、それは中間情報産業への偏見によるもの。 現に、「自分で世界にアンテナを
「プレス(新聞)と放送が密接に結びついて言論を一色にしてしまえば、多様性や批判が生まれない」。原口一博総務相は2010年1月14日、新聞社が放送局を支配する「クロスオーナーシップ」を禁止する法律を制定したいという考えを明らかにした。 現在は「日本テレビ=読売新聞グループ」というように新聞とテレビが系列化しているが、先進国では異例で「言論の多様化を阻んでいる」との批判がある。もし実現すればメディアの大改革につながるが、オールドメディアの激しい反発が予想される。 「クロスメディアの禁止を法文化したい」 原口総務相は1月14日、東京・有楽町の外国特派員協会で開かれた講演で、新聞・テレビの「クロスオーナーシップ」に関する記者の質問に次のように答えた。 「マスメディア集中排除原則、これを法案化します。そして、クロスメディアの禁止、つまり、プレス(新聞)と放送が密接に結びついて、言論を一色にしてしまえ
東京電力は8月24日、福島第1原発事故で発生した汚染水の海洋放出を開始した。政府や東電はALPS(多核種除去設備)を通過した水を処理水と呼び、安全性をアピールする。トリチウム以外の放射性物質を… 2023年3月にBBCが放送したドキュメンタリーをきっかけにジャニーズ事務所の性加害問題が表面化した。海外のメディア報道がきっかけとなり、これまで神格化されてきたジャニーズ事務所の長年にわたる不祥事が… 参院選が公示された。麻生副総理は「べたなぎ」と評するが、物価上昇や防衛費増額など、日本が直面する問題は山積している。この参院選を無風選挙にしてしまっていいのか。日本の政治は、本当に争点がないのだろうか。ビ…
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