西部ガスグループの即席めん製造・販売のマルタイ(福岡市西区、原田浩社長)は6日、円安による原材料価格や包装資材高騰のため、来年1月1日出荷分から、多くの商品で希望小売価格を平均6%値上げすると発表した。値上げは7年ぶりとなる。 同社によると、主要原料の小麦は、輸入品の政府からの売り渡し価格が、前年に比べ6%上昇している。そのほか、油や段ボールなど原材料・資材に加え、燃料費や電気料金も高騰しており、値上げに踏み切らざるを得なかった。 代表商品のマルタイ棒ラーメンは145円から155円となる。 同社は「経営効率化に努めてきたが、企業努力による価格維持も限界に達した」としている。