「オンライン」では、下ネタ、ライフ記事などは外部ライターが執筆し、経済記事は社内記者が執筆するという体制が取られている。 同社では各業界に担当記者が配置されており、幅広い取材が可能だ。しかし、「オンライン」で同社記者が執筆した記事が注目を集めるケースは少ない。 「長時間の取材をした骨太の記事を『オンライン』に出稿しても、30分も経てばトップページから消えてしまう。社屋2階にある週刊東洋経済編集部でも『オンライン』のPVが公開されており、50万PVを超えた記事は花丸がついたりする。記事の中身よりどれだけPV数を稼げるかが記者に問われている。営業マンのノルマ争いをさせられているような空気に辟易としている記者も少なくありません。『AV関連の記事が300万PVで桁違いにすごいよ』などという会話を社内で聞くと、当然、記者の士気も低下してしまう」(同前) 記事のクオリティにも問題があると指摘するのは、