ウェアラブルの本命はニット:古代からあった「編み物」が今またハイテクな理由2018.05.29 21:0011,278 福田ミホ かつて世界を定義した繊維が、再び世界を変えるのかも。 「編み物」というと、おばあちゃんが太い編み針をせっせと動かす図とか、雪の積もった山小屋みたいな冬っぽい何か、みたいなイメージがあるかもしれません。でも実際ニット製品はセーターとかマフラーにだけじゃなく1年中どこにでもあって、靴下からTシャツ、スウェット、ニット帽などなど、直接肌に触れるもののほとんどがそうだといってもいいくらいです。 そして、編むという技術が編み出されてから数千年になる今、新たなニット技術が生まれ、我々の基本の衣類を根本から変えようとしています。それによって我々の身体は、現代のコンピュータ化された世界にますますつながっていきます。 たいていの服は、Tシャツでもスウェットでも、生地を切って、それ
日本市場で普及し始めたIoT(Internet of Things)のサービスや製品の現状に対し、危機感を訴える声が強まっている。 「日本では1社で完結したバラバラのIoTやビッグデータのシステムが乱立している。このままでは海外勢に負ける」。NTTの鵜浦博夫社長は日本のIoTが抱える問題点をこう語る。ここでいう「海外勢」の代表が、自社サービスを通じて膨大なユーザーの行動データを単独で収集できている米大手ネット企業、いわゆる「GAFA(グーグル、アマゾン・ドット・コム、フェイスブック、アップル)」だ。 政府や官公庁も「GAFA」への強い警戒感を訴える。2016年に可決・施行された官民データ活用推進基本法を巡る議論では、自民党IT戦略特命委員長の平井卓也衆議院議員らが「ネット空間では米巨大ネット企業がデータを囲い込んでいる。データ活用のイニシアチブを取り戻す必要がある」と新法に込めた狙いを説明
IoT/ビッグデータトレンドの進展に伴い、データ蓄積・活用基盤として注目を集めているオブジェクトストレージとはどのようなものなのでしょうか? 5分で解説します。 1分――オブジェクトストレージが注目されている背景 写真の容量が倍々の勢いで増えていくデジタルカメラ、ハイレゾなど年々高音質になっていく音声データ、8Kも実用化されつつある映像データ、かつてないほど大容量のデータが駆け巡っているインターネットなどなど、近年、データ量が爆発的に増加しています。これは皆さんも日々、肌で実感されているのではないでしょうか。 企業ITの世界も同じです。販売データ、在庫データなど、業務取引に関わるデータが毎日生成される上、昨今は大量のセンサーデータを収集・蓄積・分析するIoTも進んでいます。ある調査によると、2013年までに作成されたデジタルデータの総量は実に4.4ゼタバイト。2年ごとに倍以上に増え、202
本田技研工業(ホンダ)は5月18日、同社の燃料電池自動車(FCV)「CLARITY FUEL CELL」(クラリティ・フューエル・セル)を、タクシー会社4社に有償で貸し出すと発表した。6月末をめどに提供を始め、得られた走行データを新型FCVの開発に生かす。 貸し出し先は、帝都自動車交通(東京都中央区)、仙台タクシー(宮城県仙台市)、大宮自動車(埼玉県さいたま市)、日野交通(神奈川県横浜市)。東京都港区、仙台市、大宮市、横浜市周辺で、2020年まで運用する予定。 ホンダは運用期間中、部品の耐久性、渋滞時の負荷のかかり方、車内エアコンの効き具合などのデータを収集。得られたデータは、米General Motorsと共同開発している新型FCVなどに生かす。将来的には、タクシーだけでなく、ハイヤーやレンタカーなどへ用途拡大を見込む。 関連記事 “ホンダの倒れないバイク” あまりの大反響に中の人が「び
量子コンピューターは2017年に「研究」から「開発」の段階に移行するとNatureが予測している中、IBMは量子コンピューターを「商業化」の段階に移行する準備を進めており、2017年内に「IBM Q」という量子コンピューターを使ったクラウドサービスを企業向けに提供すると発表しました。 IBM Q - US http://research.ibm.com/ibm-q/ IBM Will Unleash Commercial "Universal" Quantum Computers This Year - Scientific American https://www.scientificamerican.com/article/ibm-will-unleash-commercial-universal-quantum-computers-this-year/ IBM is launchin
三菱自動車工業が燃費を実際よりよく見せる不正を行っていた問題で、自動車メーカーの「スズキ」も、軽自動車の燃費のデータの測定を国が定める方法とは異なる形で行っていたことが分かりました。「スズキ」は、18日午後、国土交通省に報告することにしています。 この問題を受けて、国は自動車メーカー各社にも調査と報告を求めていました。その結果、「スズキ」でも、国が定める方法とは異なる形でデータの測定を行っていたことが分かりました。 「スズキ」は、18日午後、国土交通省に報告することにしています。
CDやDVDに押され家庭であまり見かけなくなったカセットテープやビデオテープ。同じ仕組みの「磁気テープ」が今、世界のデータセンターで引っ張りだこだ。読み込み時間はかかるが、安くて省エネ性能が高く、寿命も長い点が見直された。生産は日本の3社のみで、膨大な情報が飛び交ういまの社会を下支えしている。 「データ保存分野で一層の売り上げ拡大を目指していく」。富士フイルムホールディングスの助野健児取締役は4月30日、決算発表の席上で力を込めた。富士はデータセンターなどで使う産業用磁気テープで世界首位。2015年3月期の売上高は482億円で、3年連続で増えた。 データセンターで使われるのは、ビデオテープのVHSよりやや小ぶりのカセット型などだ。 家庭用の磁気テープは、デジタル音源の音の良さや頭出しの速さなどでCDなどに負け、市場が徐々に縮小した。産業用でも、12年時点の世界のデータセンターの記憶容量では
暗号化技術は、情報の保護やコンピューターセキュリティに欠かせない技術である。今回は暗号化技術の基礎として、暗号化の基本、暗号の安全性、共通鍵暗号と公開鍵暗号について解説。 暗号化技術は、情報の保護やコンピューターセキュリティに欠かせない技術である。ファイルやデータの暗号化の他、HTTPSや、無線LANにおけるWEP/WPA/TKIP/AESのようなセキュアな通信、証明書やデジタル署名、PKIなど、多くの場面で暗号化技術が使われている。今回からしばらくは、暗号化の基礎や共通鍵暗号、公開鍵暗号、証明書、PKIなどについて、IT Proの初心者向けに暗号化技術の基礎を解説していく。今回は、暗号化の基礎を解説する。 暗号化とは データを保護するだけなら、暗号化ではなく、「ファイルの許可属性(読み出し禁止などの属性)」や「アクセス制御(ACL)」などの方法もある。これらは、アクセスするユーザーに応じ
By NASA's Marshall Space Flight Center 1967年から1973年にかけてアポロ計画やスカイラブ計画で使用された使い捨ての多段式ロケット「SATURN V(サターン5)」のフライトマニュアルが公開されています。 SATURN V FLIGHT MANUAL SA 507.pdf (PDFファイル)http://history.nasa.gov/ap12fj/pdf/a12_sa507-flightmanual.pdf 公開されているフライトマニュアルは、シリアルナンバー「SA-507」のモデルでアポロ12号として月面探査に使われたサターン5のもの。 アポロ12号が月に向けて発射されたのは1969年11月14日で、公開されているPDFファイルには発射時のデータも収録されており、これらのデータはその後のロケット開発に活用されたとのこと。 サターン5は多段式の
日立製作所と京都大学工学部(三浦清貴研究室)は10月20日、石英ガラス内部に、Blu-ray Disc並みの記録密度となる100層デジタルデータを記録・再生することに成功したと発表した。石英ガラスは耐熱性・耐水性に優れ、3億年を超えるデータ保存にも耐えられるという。 11月に打ち上げ予定の小惑星探査機「はやぶさ2」相乗り小型副ペイロード「しんえん2」(九州工業大学と鹿児島大学が共同開発)に、3億年後へのメッセージを込めた画像・文字列を描画した石英ガラスを搭載する。 石英ガラス内部にフェムト秒パルスレーザー(数兆~数百兆分の1秒にまで短パルス化したレーザー)を照射してドットを形成。ドットを1、ドットがない部分を0としてデジタルデータを記録する技術。再生に光学顕微鏡を用いる手法を2012年に開発し、4層記録でCD並みの記録密度を実現、13年には26層記録でDVD並みの記録密度を達成してきた。
サービス終了のお知らせ SankeiBizは、2022年12月26日をもちましてサービスを終了させていただきました。長らくのご愛読、誠にありがとうございました。 産経デジタルがお送りする経済ニュースは「iza! 経済ニュース」でお楽しみください。 このページは5秒後に「iza!経済ニュース」(https://www.iza.ne.jp/economy/)に転送されます。 ページが切り替わらない場合は以下のボタンから「iza! 経済ニュース」へ移動をお願いします。 iza! 経済ニュースへ
ソニーは4月30日、世界最高の面記録密度となる次世代磁気テープ技術の開発に成功したと発表した。データカートリッジ1巻あたり185Tバイト以上と、現在最高のLTO6(2.5Tバイト)と比べ約74倍の大容量データの記録が可能になる。 現在のテープストレージメディアは、磁性粉をフィルム上に塗布するタイプが主流で、高密度化のためには磁性粉をより細かくする技術の確立が課題だった。 同社は、より細かい結晶粒子を形成できる真空薄膜形成技術を開発。今回導入したスパッタ法では、厚さ5μメートル以下の樹脂フィルム上に、粒子の配列が整った状態で多層に膜を形成する。 磁性粒子の大きさのばらつきが高密度化の課題と定め、なめらかな膜を生成することで表面の荒れや結晶の乱れを抑え、均一な結晶成長を可能に。従来数十ナノメートルだった磁性粒子サイズを平均7.7ナノメートルまで細かくすることに成功し、面記録密度は148Gビット
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