『統計的方法のしくみ』という本は、統計の初心者のつまずきやすい点をうまく説明してくれる。統計の教科書と併用する副読本として利用すると効果的であろう。 つまずきやすい点を解説した副読本 割とどんな分野でもそうだと思うが、初心者がつまずきやすい場所というものがある。例えば、小学校の算数の勉強を考えてみると、九九が覚えられないとか、割合の意味をうまく理解できないといったところがつまずきやすい場所になるだろう。 統計の勉強のときにも初心者がつまずきやすい場所がある。例えば、統計の教科書に出てくる Σ という記号の意味が分からなかったり、統計的仮説検定で用いられる「P 値」という概念を誤解したりすることがある。 今回紹介する『統計的方法のしくみ』という本は、こうした統計の初心者がつまずきやすいことについて解説をしている書籍である。 永田靖.(1996). 『統計的方法のしくみ』東京:日科技連出版社.
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