岐阜市の柳ケ瀬商店街のアーケードに許可なく上ったとして、岐阜県警岐阜中署は10日、岐阜市の暴力団組員の男(43)を軽犯罪法違反(立ち入り禁止場所への立ち入り)の疑いで岐阜区検に書類送検した。 容疑は6月1日午後6時20分ごろ、岐阜柳ケ瀬商店街振興組合連合会の許可を得ず、アーケードの上に立ち入ったとしている。容疑を認めているという。 同署によると、商店街にある組事務所のベランダから、組長の飼い猫がアーケード上に逃げた。男は組長から捜すよう指示され、猫の後を追ってアーケード上の点検用の通路を500メートルほど歩いた。猫は捕まらなかったが、1週間後に自分から帰ってきたという。 同商店街には昨年8月、暴追センタービルが開設され、警察官が駐在するなど、暴力団排除運動に力を入れている。