本書死者の代弁者(エンダーのゲームの続編)をエンダーのゲームを読みながらも僕は読んでいないのだがそこには明確な理由が存在していた。別にそんなたいしたもんじゃないが、「だって、エンダーのゲームが面白かったのはあの状況があったからこそで、続編はあの状況じゃなくなってるんだから面白いはずないでしょ」と思っていた。 その頃僕はSFにハマリかけの大学生で名作と名高い作品を片っ端から読み漁っていた時期だ。読むべき作品はいくらでもあってオーソン・スコット・カードの名前もよくしらなかった。そのまま長い年月を超えて来てしまって今初めて読んだわけだけど、これ、めちゃくちゃ面白いな!? 下手したらエンダーよりも面白くないか? 新訳だからだろうか? 僕はどうにも記憶にないのだが訳の評判はあまりよくなかったようだ。 物語はエンダーの死後三千年経った時点から始まる。三千年も経ったのかあ……じゃあエンダーもとっくに死ん
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