19日に10月の全国消費者物価指数が発表された。総合指数は前年同月比でプラス0.1%、日銀の物価目標となっている生鮮食品を除く総合指数は前年同月比でプラス0.1%、生鮮食品及びエネルギーを除く総合指数は前年同月比でマイナス0.7%となった。 生鮮食品を除く総合指数は2か月連続で前年比でプラスとなったものの、引き続き消費者物価指数そのものは低迷したままとなっている。 エネルギー価格は11.3%上昇と伸び率が拡大。このうちガソリンは21.4%上昇して2008年8月以来の上昇率となった。灯油は25.9%上昇して2017年11月以来の上昇率に。しかし、通信料(携帯電話)などが引き続き下落要因となっている。 根本的な下落要素としては賃金の低迷なのかもしれないが、10月の企業物価指数が前年比プラス8.0%となっているのに比べて乖離幅が大きい。 とはいえ、ガソリンや灯油価格の上昇は企業のみならず家計も圧