パソコンの断・捨・離 パソコンの不要なものを整理、まずはWebサービスの棚卸しを 2024.03.14
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Excelレガシーとは,企業の業務部門がExcelを使って自ら開発し,利用を続けてきた「業務システム」を指す。従来は手作業でこなしていた「基幹業務に付いて回る非定型業務」を処理するアプリケーションとして,現場で必須の存在である。 だがExcelレガシーは長年改良を重ねてきたため,肥大化・老朽化し,しかも開発を担当した業務担当者が異動や退職でいなくなり,保守ができない状態になりつつある。加えて,内部統制の観点から,ブラックボックスのExcelレガシーは問題視されるようになった。 本来,Excelは表計算ソフトにとどまらない,開発生産性の高い「システム基盤」である。Excelを基盤と位置付け,レガシーを継承し,基幹業務を定型・非定型を問わず支えるシステムを作り,維持する。それには,情報システム部門とITプロフェッショナルがExcelレガシーに正面から立ち向かわなければならない。 目次
Excelで顧客名簿を作る際の住所データ入力は,少しでも手間を省きたいものだ。もし,入力した郵便番号データを基に,都道府県から町名までを自動生成できるとしたら,その省力化の効果は計り知れない(図1)。そんな効率化を実現してくれるのが,「郵便番号変換ウィザード」だ。 「郵便番号変換ウィザード」をダウンロード 「郵便番号変換ウィザード」は,エクセルの標準機能ではなく,マイクロソフトが無償公開しているExcelアドインだ。Excelアドインとは,エクセルを使いやすくするために,後から追加できる機能を指す。 まずは,必要なファイル2つを入手しよう。最初に,マイクロソフトの「Excelアドイン:郵便番号変換ウィザード」のサイトを開く(図2)。そして,そこから「zipcode7」というファイルをダウンロードして,インストールする(図3)。次に,図2のページから「Office更新プログラム:郵便番号辞書
前任者から引き継いだ顧客名簿で,顧客の氏名が1つのセルに入っていたが,自分は名字と名前別々のセルで管理したい……。そんなときに,一つひとつ手作業で名字と名前を別々のセルに分けていくのは時間の無駄。もしも,名字と名前の間にスペースが入っているなら,Excelの「区切り位置」という機能を使い,あっという間に名字と名前を分割できるのだ(図1)。
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