「ユーズド→クラッシュ→装飾→生デニム」と移り変わってきたジーンズの加工トレンド。去年の秋冬から続いている「生デニム」人気も落ち着きを見せ始めたなか、一世を風靡した「クラッシュデニム」が再び脚光を浴び始めている。トレンドが一巡したともいえるが、意外な組み合わせが注目されている。 前回クラッシュデニムがトレンドとなったのは2005年。「ギャル男」と呼ばれる渋谷系メンズ層から火がつき、激しい加工のイメージから“ワイルド路線”を目指す一般層にまで人気が広がり、一大ブームを巻き起こした。 それまでのデニムトレンドは、色落ちや履き古したようなクタッとした自然なラフ感を加工で表現したユーズド加工が主流。加工がされているのかどうかわからない“リアル”なものが人気だった。クラッシュデニムは脱色はもちろん、デニム地を破いたり、再度当て布をして縫い付けたりと、通常の古着では見かけない加工が特徴。手が施されてい