1980年代半ばに「メガゾーン23/PartII 秘密く・だ・さ・い 」で、これまでの常識を覆すスタイリッシュなキャラクターデザインを発表、「A KITE」「MEZZO FORTE」などの18禁OVAの秀作で海外でも注目され、最近では「ガリレイドンナ」「ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル」などのオリジナル監督作で知られるアニメーター兼アニメ監督の梅津泰臣氏。 その梅津監督が、テレビアニメーション作品のオープニング、エンディングに数多く関わっていることはご存知だろうか。ここ数年、“オープニング・ディレクター”として精力的に仕事をこなす梅津監督に、視聴者を引き込むテクニックをうかがってみた。 自分のカラーを出しすぎてはいけない ──オープニング(以下、OP)については、作画のみの参加も数えると「機動戦士Zガンダム」(1985年)の頃から始まっていますね。 梅津 「Zガンダム」のOPでは、僕