参議院選挙が終わって、当選者もほぼ出そろったようです。 今回の与党惨敗の原因に関しては、これから多くのメディアや識者によってさまざまな分析がなされるだろうと思います。私はしょせん素人ですから、根拠なく感想を記そうと思います。 いまテレビ見てますと「年金」「大臣の失言」といった問題が取りざたされているようですが、私の印象では、それは言葉に表れた不信感であって、明文化されない不信感というものが、とくに安倍晋三という人に対してあるように思います。 それは、安倍晋三という人のある種の得体の知れなさ、というか、宗教的な「なにか」にあると考えています。彼はまず首相に就任する前から「靖国に参拝したかしないかを公にしない」ということを述べました。小泉前首相の場合はおおっぴらに靖国参拝を果たし、内外から批判を浴びましたが、それによって議論を喚起した。それは言論の自由にとって意味のある結果をもたらしたのだと私