「ホッチキス針は古紙の再生紙工程で支障はありません」――。2016年12月、SNS上に掲載された1枚の写真がちょっとした騒動に。「ホッチキス針はそのまま捨ててもいいの? オレのいままでの苦労はなんだったんだ」「まさか箱に記載されていたなんて」といった驚きの声が広がったが、読者の中にも「なぜ気付かなかったのか」とびっくりされた人が多いはずだ。 子どものころからホッチキスを使ってきて、社会人になってからも書類をとじるのに利用している人が多いはずなのに、なぜこの文言に気付かなかったのか。個人的には「子どものころから使っていた」ので、何も考えずにホッチキスを使っているからではないかと推測している。例えば「書類をとじなければ」といったシーンで、机の引き出しからホッチキスを取り出し、書類をとじる。針がなくなければ、箱から取り出しセットする。ただ、それだけ。そこに、なんの疑問も生じないので、箱をじっくり