1888年、英国ロンドンを恐怖のどん底に陥れた連続殺人犯“切り裂きジャック(ジャック・ザ・リッパー)”。今日に至るまで犯人はわかっておらず、世界で最も有名な未解決事件として知られていたが、DNAの解析により、ついに犯人の正体が明らかとなった。 Journal of Forensic Sciencesに掲載された法医学調査報告書によると、切り裂きジャックは当時23歳だったポーランド人理髪師アーロン・コスミンスキーであることがわかったという。 切り裂きジャックはロンドンのホワイトチャペル地区で1888年8月から11月までの間に、少なくとも5人の売春婦を惨殺したとされる。 犯罪歴、精神病歴があり、ひどく売春婦を憎んでいたコスミンスキーは100年以上前に容疑者として浮上。しかし決定的な証拠に欠け、1919年に強制入院先の精神病院で死亡している。2014年に切り裂きジャック研究者のラッセル・エドワー