> 読者としては、送料込みの341円で書籍が読めるというのは非常に経済的である。書籍は新品に限るという人でなければ、抵抗がないかもしれない。また、ボクのように、お風呂の中が一番の読書スペースというタイプの人にとっては、中古品のほうが、ジャブジャブ濡れた手でも読書を続けることができる。 著者のはしくれとしては、自分の書籍が中古で流通しても一銭のメリットもない。しかし、一冊の本が流通し、一人でも多くのアイボールに触れてもらえるというのも著者冥利につきる、と考えたい。しかし、購入された本が、もう不要だからと売り出されているという事実も、同時に認識せざるをえない。 さて、Amazonで実際に購入したところ、1円といえども、リアルな青森県の古書店から、セロテープで宛名が貼られ、ガムテープで梱包された本が送られてきた。1円といえども、その作業は3分くらいはかかるだろう。時給800円の人が、3分かかると