ミシガン大学の博士課程の学生、マイク・トンプソンさん(30)は昨年、北京に向かう準備がすっかりできていた。中国政府の官僚の採用・育成方法を研究するためで、フルブライト奨学金を獲得していた。
アルツハイマー病のリスクで重要なのは、どこに住んでいるかだ。 科学者や医療研究者の間では、加齢と脳の特定の変化がアルツハイマー病や関連認知症の発症率を高めることが知られてきた。研究者はここに来て、居住地がどう影響するかに注目している。 米国では580万人がアルツハイマー病を患っており、死因の6位に入る。一連の新たな研究は、アルツハイマー病の有病率が高い郡や地域を特定している。高齢化の研究者はこうした地域について、アルツハイマー病に関連する共通の危険因子があるのか、リスクを減らすことは可能かを調べている。 研究者は政府統計や医療データをもとに、アルツハイマー病の有病率が高い地域と低い地域を割り出した。データによると、コロラド州やアリゾナ州などの西部の州に比べ、フロリダ州やテキサス州などを含む南東部やメキシコ湾岸の州で有病率が高いことが明らかになっている。...
米イーライリリーが開発中のアルツハイマー病治療薬に関する前向きなデータは、患者に希望をもたらすニュースであり、今のところは金融街に勝ち組をもたらしている。
米民泊仲介サイト大手エアビーアンドビーのブライアン・チェスキー最高経営責任者(CEO、39)は5月、ようやく事業の一部で生命の兆しが見え始めたことに気づいた。新型コロナウイルスの影響で一時は破綻の危機にひんし、苦闘の日々が続いていた。
米ハーバード大学は12日、第1巡回区連邦控訴裁判所(高裁)によるソロモンの裁きのような裁定によって、人種による優遇措置に関する重要裁判で勝訴した。この裁定は、ハーバードの人種対応は完璧ではないものの、十分良い内容だというものだった。われわれは、最高裁で最終判断が下されることを期待する。 この裁判は、スチューデント・フォー・フェア・アドミッションズ(公平な入学制度を求める学生たち)の訴えによるもので、彼らはハーバード大学の人種別対応が、アジア系を犠牲にして白人、黒人、ヒスパニック系を優遇していると主張していた。2019年10月の地裁段階の判決では、アジア系米国人が不利益を被っているとしても、それは「人種の多様性確保という大きな利益と、大学内の多様な人種構成から生じるすべての恩恵によって正当化される」との判断が示された。第1巡回区裁判所もこれに同意した上で、ハーバードの人種対応は「最高裁で示さ
米国でアパートメントや一軒家の巨大な賃貸市場を取り巻く危機が浮上している。何百万人もの賃借人が立ち退きを迫られる状況に直面している一方、家主は多額の資金不足に陥る恐れがある。 新型コロナウイルスの感染拡大で多くのビジネス活動が一時停止した3月以降、多くの賃借人が家賃の一部もしくは全額を支払えずにいる。ビジネスの多くはなお閉鎖中か部分的な営業再開にとどまる中、賃借人は失業に追い込まれ、貯蓄を取り崩している。 連邦政府や地方自治体の立ち退き猶予措置により、今のところ、コロナ禍で支払いができない多くの人は住居を失わずに済んでいる。だがそうした措置も1月かそれ以前に失効する。そうなれば賃借人は何カ月もの滞納分を背負うことになりかねず、仕事のある人ですら支払いに窮する可能性がある。 ...
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版では、既存の価値観にとらわれずに社会を変えようとしている各界のリーダーへの「編集長インタビュー」をお届けしてきました。 今回は、女性活躍による経済活性化を目指す「ウーマノミクス」の提唱者である ゴールドマン・サックス 証券のキャシー・松井副会長にお話を聞きました。日本社会における女性進出の現状、今後の見通し、また先月刊行された著書「ゴールドマン・サックス流 女性社員の育て方、教えます」(中公新書ラクレ)ついてオンライン・インタビューで語ってもらいました。 ―ウーマノミクスを提唱してから20年余り経ったが、女性活躍の現状をどう見ているか 初めてウーマノミクスのレポートを発表した21年前と比べると、女性の就業率は56%から直近では72%まで大きく改善した。米国の66%、欧州の63%を大きく上回っている。コロナ禍の前だが、2013年以降、新規女性雇用者は33
米中関係の悪化がさらに深刻な段階に入る中で、中国国内で最も鮮明になっている反応は怒りだ。 中国の著名人らは、ドナルド・トランプ米大統領が中国の人気動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の売却交渉に関し、仲介料を要求していることを強く批判。一部の人々はあからさまな強盗のようだと指摘している。そして、ヒューストンの在米中国総領事館が経済スパイの拠点になっているとして、米国が同領事館の閉鎖を決めた際には、中国国営各紙が、米政府の行動は偏執的熱情によるものだと非難した。 しかしこうした怒りの陰では、中国の政治的立場の両端に位置する2つの陣営が、全く異なる理由からトランプ氏の中国政府との対決姿勢と緊張激化を歓迎している。 一方の端の陣営は、政治的既成権力層の人々だ。彼らはトランプ氏が指導者の地位にあることが、世界秩序の中での米国の各種同盟関係と支配力に害を及ぼすと考えている。もう一方の端の
ニューヨークのロウアー・イーストサイドにあるバー「コッパー&オーク」では最近、ソーシャルメディアで自慢するためだけに1杯100ドル(約1万円)の日本産ウイスキーを注文する客がいる。
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