mondでこの質問への回答を読んでみましょう
抜群によい質問です。簡潔でかつ奥が深い。身近な現象と量子論の深いメカニズムをつなげる本質的な問いです。何が言いたいかというと、難しくて私にはちゃんと説明できません。どうしましょう。でもこれでは答えになっていませんね。少し考えてみましょう。 棒磁石を2つに折って分けるととアラ不思議、折ったところにN極とS極が勝手に現れて、2つの磁石ができあがる。だったらもっと折ってみたらどうだろう。4つ、8つ、...。どこまで小さく折っても磁石のままなんだろうか。もっともな疑問ですよね。分子レベルになったらどうだろう。それは場合によるでしょう。でも確実に言えるのは、もっと分解して原子核と電子に分けてみたときです。そう。1つの電子は磁石なのです。 電子は自転しています(スピンといいます)。電荷をもつものが回転すると磁石になります。電子は小さな素粒子ですが、一つの立派な磁石です。 問題は、原子や分子など、大きく
「光」 は 「電磁波」 の一種 〜「電磁波の性質と人間生活との関わり」〜 「光」は「電磁波」の内の一種であって、歴史的には「人間の眼」の感覚である「光」という概念が、 電磁波の物理的エネルギーとしての紫外、可視、赤外という広義の「光」という概念に拡張されてきました。 今回は電磁波と言われるものの基本的な性質、その一種である「光」にも当然共通する性質についてお話します。 電磁波にはどんなものがある? 「電磁波」とは、電磁的エネルギーが空間を振動しながら伝播していく物理現象を指して言う言葉です。光も電磁波の一種ですが、電磁波と呼ばれるものには、「光」よりもずっと波長の短い γ (ガンマ)線、 X 線などから、広義の「光」(紫外・可視・赤外)、更には「光」よりずっと波長の長いマイクロ波や放送用の電波まで、多くの種類があります。 X 線は、健康診断の時などにお世話になるレントゲン撮影に使われる「電
主な放射線が出そろったところで、放射線について詳しくお話ししていきたいと思います。まずは、用語の説明をしましょう。この章では、大切な用語や概念も登場しますし、いよいよ定量的な話も出てきますので、よくよく頭に入れていってください。 同位体のうち、不安定で放射線を出すもののことを、「放射性同位体(Radioisotope)」と呼びます。たとえば、水素の同位体には、天然に存在するものでは、水素1(1H)、水素2(2H)、水素3(3H)のみっつがありますが、このうち、水素1と水素2は安定で、水素3だけが不安定な放射性同位体となります。 ちなみに、この水素だけは特別あつかいされていて、同位体ごとに専用の名前と元素記号が与えられています。水素2が「重水素(デューテリウム)」で記号がD、水素3が「三重水素(トリチウム)」で記号がTです。 放射性同位体を含む物質を「放射性物質」と呼びます。 放射性同位体や
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