[気になる]博士課程進学の話の続き - b#おそらく進路を悩む学生さんたちというのは「その間口の狭さについていろいろ噂は聞くけれど実態はどんなもんなんだろう?」と疑問に思っているんじゃないかと思い、書いてみました。博士卒で研究職を目指すことを前提にしているのはそのためです。 研究職(専業研究者)の歴史が100年そこそこで例外的であろうとも、今現在あるわけで、そちらに目がいくのは、まあそういうものなのではないでしょうか。 研究職を目指すのはなにも悪いことじゃないと思います。問題は、研究職に就けなかったら、じゃあどうするの?ってところですね。40になっても50になっても非常勤をずっと続けるようなやり方でやっていて、ほんとうにいいのか?というふうな悩まれ方をするのはごく自然な事じゃないかという問いかけかと思います。 結論から言いますとですね、一生研究職に就けなくてもなんら悔いはないという心理状態