西川敦子(フリーライター) 【第7回】 2007年12月07日 「働きマン」が危ない! 仕事と「一体化」する30代たち ~ 専門家は語る(御茶ノ水医院 院長 市川光洋氏)【前編】 ~ 日本テレビで放映中のドラマ「働きマン」が話題だ。 ドラマを観ていない人のために説明すると、ヒロインの松方弘子(28歳)はバリバリの週刊誌編集者。仕事となると男性ホルモンが脳内を満たし、夜討ち朝駆けで取材をこなす、文字通りの「働きマン」である。おかげで、彼氏とのデートはおろそかにならざるを得ず、女の幸せはつかみそこねているのだが……。 それでも、「よくやった、スクープだ!お前の記事で巻頭8ページぶち抜くぞ!」という編集長の一声で、今度は脳内快感ホルモンが一気に吹き出てしまう。そして、嬉々として次の企画に取り組んでしまうのだ。 しかし、こんな松方も三十路に突入すれば、うつにかかる恐れがある。 「少し前ま