「永遠に完成しない作品をどう面白く作るか」ジム・オルーク、千住宗臣、中村達也ら参加の貴重な一夜直前に活動史を語る 佐藤薫 photo:青木一成 約30年ぶりにフル・バンドでのライヴを5月21日に敢行するEP-4。佐藤薫以下当時のメンバーが奇跡的に集結する他、今回は新たにジム・オルーク、千住宗臣、そしてゲストとして中村達也、高井康生、恒松正敏、タバタミツルもジョイン、さらにはDJとして菊地成孔とMOODMANも花を添える今回の公演は、EP-4の首謀者である佐藤薫にとって、いや、日本の音楽シーンにとっても大きなターニング・ポイントとなるのは間違いないだろう。 そこでライヴを目前に控えて集中力を高めている佐藤薫と、自作楽器OPTRONの奏者で80年代からEP-4のファンでもある伊東篤宏との対談をお届けする。佐藤と伊東はまだ1年程度のつきあいながらも、昨年9月、EP-4のオリジナル・メンバーで現在