停滞した梅雨前線の影響で西日本各地に被害を与えた記録的な大雨で8日、高知県や岡山県で新たな被害が確認された。大雨特別警報はすべて解除となったが、13府県で81人が死亡、3人が重体、行方不明や連絡が取れない人は87人となり、被害者の数は増え続けている。 朝日新聞のまとめでは、台風7号が九州に接近した3日以降、8日午後7時半時点の府県別の死者は広島36人、愛媛19人、岡山13人、山口と京都各3人、福岡2人、岐阜1人、滋賀1人、兵庫1人、高知1人、佐賀1人。行方不明などは広島47人、岡山22人、愛媛7人など少なくとも計87人。重軽傷は計51人。 大規模に冠水した岡山県倉敷市真備(まび)町では8日午後、新たに15人の行方不明情報があることが県警への取材でわかった。家族から「連絡が取れない」などとの相談があり、安否確認を進めた。 県災害対策本部によると、真備町では8日午前の時点で冠水した住宅や建物に