Homecomingsとのツーマンツアーやシャムキャッツ、Taiko Super Kicksとの対バンなど、これまで幾たびかの来日公演を行ない、ここ日本にも着実にファンベースを広げている台湾のバンドDSPS。昨年リリースされた待望のデビューアルバム『時間の産物』には、1990年代のUKインディ~USオルタナや、スーパーカー、透明雑誌といった日台のインディーバンドに通じる浮遊感たっぷりのメロディーラインや、メランコリックでときにノイジーなギターサウンドがぎっしりと詰まっており、その開かれた同時代的な音楽センスにも注目が集まっている。 中でもエイミーが紡ぎ出す、何気ない日常を切り取った歌詞世界は印象的で、揺れる台湾情勢の中で暮らす若者たちの、漠然とした不安感がそこはかとなく漂っている。激動するアジア情勢の中、現代台湾の若者たちはなにを思うのだろうか。 日本の楽曲に触れ、交流してきた台湾バンドか
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