テレビショッピングは、番組のアピールが成功したかどうかがすぐわかり、売り上げに直結する、評価がシビアに問われるビジネスだ。放送直後から受付電話が鳴り続ければ、番組での商品紹介が「よかった」と評価される一方、何も起こらなければ「悪かった」とされる。番組のつくり方の良しあしが即座に結果として表れるのだ。 それゆえ、売り手は真剣そのもの。買う側も、乗せられることなく判断しなければ、不要なものを買わされることになる。あらゆるものの値上がりが続くなか、無駄遣いを防ぐためにも、『今さら聞けない 行動経済学の超基本』(橋本之克著/朝日新聞出版)で、消費者の心理に働くバイアスを知っておきたい。 橋本之克著『今さら聞けない 行動経済学の超基本』(朝日新聞出版) テレビショッピングで商品を注文する人は、実物を触って確かめることはできない。画面を通じた売り手の紹介だけで、お金を払う。いわば、番組が営業担当で、商
![ついテレビショッピングで物を買ってしまう…「4つの効果」のカラクリを解説!【行動経済学の超基本】|朝日新聞出版さんぽ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ad965fa5dc527a56d04e06f039bec6910508e2a1/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F146388948%2Frectangle_large_type_2_0f818393df58163312b98bbd30e5acd8.png%3Ffit%3Dbounds%26quality%3D85%26width%3D1280)