追悼 川添象郎 唯一無二の自伝『象の記憶 日本のポップ音楽で世界に衝撃を与えたプロデューサー』刊行に寄せられたコメント&プロローグ全文掲載。 2024年9月8日、川添象郎氏が永眠されました。川添氏は80年代、YMOで世界を巻き込んだ社会現象を巻き起こし、アルファレコードにて、いまなお世界でシティポップとして評価される数々の音楽作品をプロデュースされてきました。 自分の信じた若き才能に惜しみなく、予算とご自身の人脈(国際文化事業に尽力されたご尊父、川添浩史氏の人脈も)と若き日々に学んだ舞台芸術とミュージシャンとしての海外興行の経験を注ぎ込んできた川添氏の功績をたたえ、『象の記憶』に寄せられたコメントとプロローグを掲載いたします。 本が完成したとき、まるで子どものように大喜びで、はしゃいでいた、キュートな川添さん。その場でたくさんのお知り合いに「おひさしぶり。ボクの本を買ってね」と電話されてい