あえて憲法で改正した方が良い点を問う このnoteの記事では、世間の改憲議論について批判的なことをこれまでいろいろ書いてきましたが、今の憲法がもちろん完全無欠とか不磨の大典だと言いたいわけではありません。 今回は、筆者自身が現時点であえて憲法で改正した方が良いと考える最低限の点を簡単に紹介することとします。 まず先に結論をいうと ポイント1:「9条」には手をつけないが、憲法全体の末尾に新たに「附則」を追加して、防衛力保持を「9条の原則に対する、やむをえない当面の例外」として明確に位置づける ポイント2:国会が天皇(実質は内閣)の召集がなくても、自主的に開会できるようにする ポイント3:参議院の緊急集会が、衆議院の解散後だけでなく任期満了後でも開会できるようにする 以上の三点です。 いわゆる「9条」の問題は「附則」で解決 まず「9条」がらみのポイント1について。これは以前の記事で詳しく書いて