ピニンファリーナの曲線に対し直線を基調としたデザインが特徴 ピニンファリーナとともに、イタリアを代表するカーデザインの巨匠といえば、ジョルジェット・ジウジアーロだ。曲線をうまく採り入れたデザインを得意とするピニンファリーナに対して、直線を基調とするのが特徴である。初代VWゴルフや初代フィアット・パンダはその代表例だろう。天才的ですらある。 自動車の作品としてはたくさんあるが、今回は日本車に絞って見てみることにしよう。日本メーカーの場合、プライドからかなかなか外部に頼んだことを明らかにしないが、探すとけっこうな台数を手がけている。 ①スバル アルシオーネSVX 伸びやかなスタイルなどはまさにイタリアンデザインの真骨頂。しかもスバルがスケッチに忠実に作ったため、現車を見て「スケッチのままじゃないか!」とジウジアーロ自身が言ったという逸話もある。ちなみに忠実にするため、サイドウインドは開かないよ