2月20日、リビア・ベンガジの反政府デモで数十人が死亡し、イスラム教指導者らが治安部隊に殺害を中止するよう訴える声明を発表した。写真は最高指導者のカダフィ大佐。トリポリで13日撮影(2011年 ロイター/Ismail Zitouny) [トリポリ 20日 ロイター] 反政府デモが続くリビア第2の都市ベンガジで19日、治安部隊がデモ隊に発砲し、目撃者によると、数十人が死亡した。こうした混乱を受け、同国のイスラム教指導者らが、治安部隊に殺害を中止するよう訴える声明を発表した。 中東の衛星テレビ局アルジャジーラは先に、葬儀に参列していた市民らを治安部隊が銃撃し、少なくとも15人が死亡したと報道。人権団体は、反政府デモによる死者が過去3日で84人に上るとしていたが、20日付の英インデペンデント紙は、死者が200人に上る可能性があると伝えている。 アルジャジーラによると、デモ参加者にとらえられた治安
クリックして拡大する20日、上海市の路上で警察に連行される男性。チュニジアの「ジャスミン革命」に触発され、インターネット上で政治改革集会開催の呼びかけが起き、中国各地で厳戒態勢が強化された(ロイター) 「中国に人権はない」。政治改革を求める集会開催の呼び掛けがあった中国。上海市の繁華街では20日午後、集合場所とされた商業ビル前から若者らが連行され、居合わせた人たちが大声で抗議するなど、騒然とした雰囲気に包まれた。 若者らは警察官に両脇を抱えられ「なぜ捕まえるんだ」などと叫びながら抵抗。商業ビルから100メートルほど離れた警察署に無理やり連れ込まれた。居合わせた数人の年配者らが警察署前で「中国には人権も法治もない。警察はならず者だ」と大声で抗議し、うち男性1人が連行された。 商業ビル前では、若者らが連行された後も「ネットで知ってやって来た」という若者らが歩き回っていた。警察官約40人が警戒し
【北京=矢板明夫、上海=河崎真澄】民衆によるデモが政権崩壊に結びついたチュニジアの「ジャスミン革命」にならい、北京や上海など中国の13の都市で20日、一党独裁打倒などを求める集会がインターネットで呼びかけられ、このうち上海市内では、集まった若者ら少なくとも6人が公安当局に身柄を拘束される騒ぎがあった。 中国当局は集会の呼びかけや中東アフリカ情勢の検索制限などネット規制も強めて、神経をとがらせている。 この日の呼びかけは南京や天津、広州なども含む各地で午後2時(日本時間同3時)に、共産党一党独裁体制の打倒や私有財産権の保障、報道や言論の自由のほか、司法の独立など民主化を求めるスローガンを一斉に叫ぶよう提唱した。 上海市内の集合場所に指定された人民広場近くでは午後2時すぎ、呼びかけに応じて集まった中国人の若い男性4人が立ち話をしていたところ、このうち3人が警官らに理由なく連行された。さらに、共
妊娠を希望しているものの「充実した人生には子供が必要」と考える日本人カップルの割合が、世界18カ国中最下位という調査結果がある。調査リーダーの英国カーディフ大学のジャッキー・ボイバン教授(心理学)が9日、東京都内で調査結果を報告し、「日本の出生率向上には子供を持つ欲求を高め、妊娠と不妊に関する知識を向上させる必要性がある」と強調した。(村島有紀) ◆低い心の準備 妊娠を希望しているカップルを対象にした意識調査「スターティング・ファミリーズ」で、カーディフ大学と製薬会社「メルクセローノ」(スイス)が共同で実施、昨年の欧州ヒト生殖学会で発表した。妊娠に対する大規模な国別意識調査は過去に例がないという。 調査は18カ国1万45人(男性17%、女性83%)がインターネットなどを通じて回答。日本からはリサーチ会社などを通じて481人が答えた。全回答者の平均年齢は31.8歳で、パートナーとの平均交際期
2月4日、エジプトではムバラク大統領の即時辞任を求める大規模デモが予定されているが、ネットユーザーの間では、その参加の是非をめぐって意見が二分。写真はカイロで衝突するデモ隊。3日撮影(2011年 ロイター/Yannis Behrakis) [カイロ 4日 ロイター] 混乱の続くエジプトでは4日、ムバラク大統領の即時辞任を求める「退陣の金曜日」と銘打った大規模デモが予定されているが、同国のインターネットユーザーの間では、その参加の是非をめぐって意見が二分している。 反体制派はこれまで、会員制交流サイト「フェイスブック」や簡易ブログ「ツイッター」などのソーシャルメディアを活用し、支持者を集めてデモを組織。また、当局による拘束を回避する方法や、催涙弾への対処法などの情報もインターネット上で共有されていた。 一時遮断されていたインターネット接続は、ムバラク大統領が次期大統領選への不出馬を表明した後
カイロ中心部のタハリール広場周辺で3日、大統領支持者からの投石に備える反政権デモの参加者たち=越田省吾撮影 【カイロ=北川学、前川浩之】「政権の『プロパガンダ(宣伝)マシン』にはなりたくなかった」――。反政権デモが続くエジプトで、国営テレビの女性キャスターが3日夜、米CNNなどに電話出演し、報道統制への抗議のため辞職したと語った。一方で、外国人記者や人権活動家への嫌がらせも多発。「追放の金曜日」と名付けられた野党勢力の大規模デモを4日に控え、政府批判の広がりを抑え込む動きとみられる。 シャヒラ・アミンさんは英語放送「ナイルテレビ」のニュースキャスター。2日、ムバラク大統領派が反政権デモ隊を襲撃した現場に居合わせた。アミンさんによると、ムバラク派が最初に投石し、衝突が拡大した。それを伝えようとしたところ、「政権のイメージがゆがめられる」と局側に反対され、同夜、辞職したという。 アミンさ
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